QUESTIONより:「言った!」「聞いてない!」論争の対策案


QUESTIONより

人とのやり取りの中で、報告や頼み事があるかと思いますが、その中で「言った!」「聞いてない!」みたいに情報が伝達されないことが仕事でたまにあります。 恐らくは誰もが一度は経験あるかと思いますが、彩雨さんはこのような時はどうしますか? また、このようなことが起きない為の対策案はありますか? 彩雨さんの考えをお聞きしたいです。


言った!聞いてない!

ありますね。誰でも経験はあることでしょう。

バンド内でもありますよ。人数多いとどうしてもそういうこともあるでしょうが、もしかしたら家庭内や会社でもそういうことあるんじゃないかなとも思います。

理解させることが大事だけども

実は「言う」というのは、言った相手に言ったことを「理解させる」ことが大事なのです。

言ったとしても、相手が理解してなければ、それは言ってないのと同じことです。言った側は、言うだけではなく理解させないといけません。

つまり「言った!」「聞いてない!」論争は、どちらも正解なのかもしれません(笑)

ニュアンスでも変わる意味

言語というのは難しいもので、ニュアンスでも意味が変わります。これもまた、バンド内でもよくあることです。

人と人とが集まって直接話している状態、人から人へと間接的にあとから伝える状態、電話で伝える状態、LINEなど文章で伝える状態、この3つは同じ内容の話をしたとしても、ニュアンスが変わります。ニュアンスが変わると意味が変わります。ピックアップされる事実は同じでも意味が変わる、これが言語の難しいところです。

しかしバンドというのは、決定事項が積み重なっていくだけでは成り立ちません。これはバンドに限らず社会全体で言えることです。この人間社会はプログラミングされたものではないからです。

具体例を出して説明したほうがいいんですが、ちょっと語弊もありますので避けます。わかりにくいかもですが、ミーティングで「A’」と決まったことがあります。それをその場にいなかったメンバーに「A’」と伝えたいのですが、この「’」の部分がうまく伝わらず「A”」と伝わります。また、マネージャーは他の関係スタッフに「A’」と伝えたいところを「A」と伝えます。どうしても連絡事項は簡潔にしなくてはならないので、「’」がなくなってしまうのです。

誰が悪いという話ではないんです。これが集団行動の難しいところです。

対策案は?どうしたらいい?

そりゃもう、ロボットのように、何も考えずにいわれたことだけやってればいいのでしょう。

ですが、どうしてもバンドマンをはじめ、音楽業界関係者はアイデアマンが多いわけです。顔を合わせるたびに新しいアイデアがどんどんでてきます。決定事項は日々どんどん更新されていくものなのです。自分自身もこう見えて直感タイプですので、そういう現場の方が楽しいです。

メールなどで議事録を残すとか、チェックリストを作るとか、そういう対策もありなのかもしれないですけど。自分の考える一番の対策案は、他愛のない話も含めていつも一緒にいて、たくさんの話をすること思うんですけどね。

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