QUESTIONより
止まってるエスカレーターを階段のように上る時ってありますよね。 あれって最初の一歩めっちゃ怖いですし、すさまじく違和感を感じませんか？なぜなんでしょうか。。
これ、すごい気持ちわかります。
たしかに、故障などで止まっているエスカレータを階段のように上るとき、すごい違和感があります。
動いているエスカレータだと気になんないから、不思議です。
ちょっとおもしろそうなので、調べてみました。
理由は脳にある
階段としてはエスカレータって大きいですよね。こういった大きさに原因があるのかな、とか。
エスカレータの両サイドにある黄色い線がそう感じさせるのかな？とか、まぁいろいろ考えてはいたんですが、どれも違うみたいです。
その理由は、脳にありました。
エスカレータって、動いてますよね。当たり前ですけど。
人間はエスカレータに何度も乗っているので、これに乗るときはこれくらいのスピードで動いている、と脳が解釈します。
動いているエスカレータを人間が難なく登ることができるのも、この脳が絶妙な計算をしているからです。
重心のかけ方をコントロール
通常は、階段を登るときは重心が真下にくるように体重移動のコントロールをしています。
ですが、エスカレータの場合は重心がやや前にくるようにコントロールしているのです。
こんなの、誰も普段気にしてないですよね。人間とはよくできた生き物です。
こういうのを自然と脳がやってくれるわけです。
このため、たとえエスカレータが止まっていても、人間は脳がエスカレータに乗っていると錯覚して重心が前にいってしまうのです。
違和感はここからくるものになるのです。
人生で初めてエスカレータに乗る場合や、止まっているエスカレータを日常的に上がったり下がったりしている人は、こういった感覚はないのかもしれませんね。
ネットで調べたところ、ちゃんとこの現象について名前もついているようです。
なんとその名は…
故障エスカレーター現象
まんまですね。