宇宙の境界線はどこから?宇宙旅行がついに現実的に!


宇宙旅行という言葉も、少しずつ現実的になっていくのでしょうか。

先日、初めて乗客を乗せた状態で宇宙までいくというプロジェクトが成功したという報道がありました。

宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックという会社です。なんだか映画にでてきそうな社名ですね。

専用シャトルで、宇宙にちょっといってすぐ帰るみたいな感じなんですが、それでもすごいことです。そのうち、地球一周とかちょっと月までなんてできちゃいそう。まぁ数年後には月へ行くわけですが。

どこからが宇宙なのか

でも、いったい宇宙ってどこからなのでしょうか。

陸と海のように、明確な差ってのがあるわけじゃないですよね。上空へ行けば徐々に空気が薄くなっていって、最終的には空気はなくなります。

でもここから空気なくなる!って明確なラインがあるのでしょうか。

宇宙の境界線

どこから宇宙なのでしょうか。ちなみに、飛行機は高度10キロくらいを飛んでいます。音速旅客機のコンコルドはだいたい高度17キロくらいです。

今回のニュース記事にもこちらについての記述がありました。

米国の定義では、宇宙空間は高度50マイル(約80キロ)から始まるとされる。スペースシップ2は昨年12月、高度81.9キロに到達し、初めてこの境界を超えていた。

http://www.afpbb.com/articles/-/3212525?pid=21010038

アメリカの定義とありますが、国によって定義が違うんでしょうかね。

日本ではどうかというと、JAXAのページにわかりやすい記述がありました。

地表からはるか宇宙空間まで無段階につながっているので、どこからが宇宙という境は実はありません。
そこで一般的には空気がほとんど無くなる100kmから先を宇宙としています。

なお、国際航空連盟(FAI)という組織が、航空機の記録と宇宙機の記録を区別するために、高度100kmから上を宇宙と定義しています。

http://iss.jaxa.jp/kids/faq/kidsfaq09.html

今回の宇宙旅行は、国際的な基準で言えばまだ宇宙というわけではないのですね。とはいえ、高度80キロともなればオゾン層くらいのラインにまでいっています。かなりすごい経験ができたでしょうね。

現在はこの高度100キロというルールも80キロに緩和する流れになる可能性もあるようです。

まぁなんにせよ、80キロも100キロも一般人にとってははるか遠い話ではありますけどね。