AM放送がなくなる?ラジオの新しい方式、ワイドFMとは!


みなさんはラジオは普段は聞きますか?

自分はぶっちゃけあんまりラジオっ子ではないもので、車の中で野球中継を流すくらいがメインです。

そんな野球中継もラジオから撤退するみたいな報道もあり、ちょっと残念ですね。DAZNを音声だけで楽しみますが、パケットだけ無駄に消費してしまいます。

AMとFMの違い

ラジオにはFMとAMがあります。

それぞれ別の放送がありますよね。

これ、そもそもラジオの大きな仕組みは一緒なのですが、電波の種類が違います。

ざっくりと解説しますと…

AMは電波の範囲は広いけど音が悪く、FMは電波の範囲は狭いけど音はいい、って感じです。

音楽系の放送はFMばかりなので、自分自身も何度かラジオ出演をしていますが、AM放送の番組ってでたことあったかな。

ちなみにそれ以外に短波放送というのがありまして、これは大気圏の電離層で電波を反射させながら遥か遠くでも視聴ができるラジオです。彩雨さんは幼い頃に、東南アジアの山奥でこの短波放送でNHKの放送を聞いて感動した記憶があります。

AM放送はなくなる?ワイドFMの可能性

実は今、このAM放送をなくすよう民放連が要請しています。正確に言うと、AM放送をFM放送へ移行するという意味です。ワイドFMという言い方もされます。

FMのほうが電波の範囲は狭いのですが、日本のように山が多い地形ですと、FMの電波塔をたくさん建てたほうが結果的に広範囲に電波を広めやすいという性質もあります。

同じ理由で、同じように山の多いノルウェーはAMは以前より停止しています。

AMは広範囲に電波を飛ばせますが、肝心の電波塔にダメージがあればもうどうにもならなくなります。AMの電波塔は川辺や海辺など広い敷地に設置するのが好ましく、津波などの被害にもあいやすいというデメリットもあります。

とはいえ、災害時のことを考えても、AMという仕組み自体がなくなるかというとそういうことでもないかなと思いますけどね。

ラジオのデジタル化も

新たな電波、ワイドFMに移行するのは2020年代とされています。

同様にラジオはインターネット上でもリアルタイムに配信されており、スマートフォンの普及により誰でもラジオが聞ける環境にあります。

デジタル放送は電波には関係ないので、誰でも簡単に発信できるというメリットもあります。放送局レベルで考えても、どこの放送局にどの電波を割り当てるか、などは考えなくてもいいので、デジタル化というのも一つの方向でもありますね。