アルマゲドンのようにはいかない?小惑星が思ったより硬くて困る話


あっという間に2019年です。

世紀末、ということで、世界が滅亡するかのような映画などが流行した時代からもう20年もたちます。

小惑星の爆破は難しいか

地球にもし小惑星が追突したら…というようなSF映画はたくさんあります。

世紀末のころはディープインパクトやアルマゲドンなど、大ヒットした作品も多かったです。

恐竜の絶滅は巨大隕石が原因という考え方が一般的ではありますが、地球上にも何回か大きな隕石が落ちた形跡はあります。

人類史の中では巨大隕石は落ちていませんが、もしそのような事態がありましたら、人類の歴史に大きな傷跡を残すことになるでしょう。

トンデモ話のような感じですが、もし地球に巨大隕石、小惑星が衝突する場合、どのような措置をとるべきか、というテーマは真剣に議論され続けているのです。

その措置として有名なのが、映画でもあった小惑星を破壊なり、爆発を起こすことで起動を変える方法です。

これについては実際にそういうことが可能なのか、多くの実験や研究が行われています。

最新の研究によると、これまで破壊は可能と思われていた遠隔の小惑星破壊ですが、思ったよりも小惑星は硬く、実際には爆破は難しいかもしれない、という結果もでています。

もしかしたら数年後、数十年後のSF映画は違う形で小惑星を回避するような話になっているかもしれませんね。

2135年には巨大小惑星が接近も

これまでも何度か小惑星が地球をニアミスすることはあります。

地球と月の間を通るくらい近付いたこともありました。

NASAによると巨大小惑星「ベンヌ」が2135年9月22日に最接近、もしくは衝突する可能性を示唆しています。

もちろん実際に衝突する可能性は小さいのですが、もしもの時に備えて多くのシミュレーションはきっと水面下で行われていることと思います。

まだまだ先の話ではありますが、そのころの科学力でしたら万が一衝突するような流れになったとしても防ぐことができると期待したいところですね。

小惑星と隕石の違い

最後になりますが、小惑星と隕石の違いについて触れてみましょう。

実はこれ、二つともほとんど同じ意味で、宇宙空間の巨大な岩のことです。

小惑星は宇宙空間ですが、隕石というのは地球の大気に突入して地表に落ちてくるものを指します。

落ちれば隕石、落ちなくて宇宙空間をさまよっているものが小惑星、って感じです。