ドコモはiモードの終了とFOMA音声プランの受付終了を発表しました。
これもまた一つの時代の区切りとなります。
iモードが変えた社会
1999年に登場したiモードは当時の日本人たちにとって非常に大きな影響を与えたサービスです。
当時はまだインターネットも、ブロードバンド化も進んでおらず、だれもが家でパソコンをいじってたわけでもありません。そんな時代に、手のひらサイズの携帯電話がインターネットへ繋がるのです。
これは非常に衝撃的な出来事なのです。なぜなら、一人一つのメールアドレスの付帯、24時間いつでもメッセージの送受信というのはここから始まるのです。当時は家のメールは家でしか読めず、また家族用というところも珍しくありませんでしたからね。
携帯電話でインターネットにつながったりメールの送受信ができたりという枠組みを作ったのは世界初ともいわれ、当時の日本の技術力の高さを感じます。
多くの企業はiモードで表示できるサイトを作り、携帯電話で検索はもちろんのこと、チケットの予約であったり、銀行口座などへのアクセスだったりと、今では当たり前のサービスもここから始まりました。
EMOJIという国際的に通用する絵文字文化もここから登場しましたし、ここから派生したJAVAを活用したさまざまなアプリケーションはiモードのネットワークと連携することで多くのサービスを生み出しました。パソコンとは違う、また新しいプログラミングの需要を生み出し、それが現在のスマホアプリ開発へ繋がっています。
一人一人がインターネットと結びついたことにより、新たな社会問題や事件も発生します。21世紀のインターネット社会のまさに黎明期でした。
3Gは2020年に停波か
現在、3Gしか使えない携帯電話を利用している人はあまりいないかもしれませんが、ドコモは少なくとも来年半ばには停波になるそうです。他の会社もこれに続くでしょう。
来年から本格運用が始まる5Gと現在の4Gがメインの電波となります。
今でも電波の悪いライブハウスや高速道路の一部などで3Gを拾うこともあるんですけどね。
iPhone5より4Gに対応するようになりましたので、iPhone4シリーズを使っている人がいたら、来年以降使えなくなる可能性があるので要注意です。もちろん古いガラケーも使えなくなります。
今が端境期
最近、検索で5G関連でこのブログに行きついている人がとても多く、この端境期のタイミングでいろいろ調べている人が多そうですね。
今だけで考えれば5G対応とかあまり関係ないみたいに思う人も多いと思いますが、これが3年後、4年後になると決定的な違いとなってサービスに差が現れます。
昔と違って端末も長持ちしますので、この端境期の機種変更のタイミングは難しいところであります。