世界一のお金持ちはだれか、という問いに対し、昔でしたらマイクロソフト創業者のビルゲイツ氏がずっとトップでしたが、近年はAmazonの創業者であるジェフベゾス氏がトップになっています。
このジェフベゾス氏はなかなか興味深いお金の使い方をする人で、個人的にも注目しています。
今回、宇宙開発に対する具体的な野望を発表し、大きな話題になっています。
夢は『ガンダム』のスペース・コロニー!? Amazon創業者が描く、月開発と宇宙植民の野望(HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
スペースコロニー、ワクワクする計画ですね。
ガンダムでも有名!スペースコロニーとは
スペースコロニーとは、宇宙に人間を移住するという計画で、その住む場所のことをいいます。
月や火星に住むのではなく、宇宙に巨大な宇宙船を作り、そこに住む計画です。
もちろん宇宙服などは必要ありません。大量の空気に合わせ、遠心力による重力もあります。地球にいるかのように錯覚するほどの空間です。
ガンダムでその知名度は一気に上がりました。以前より構想のある計画です。
現在はまだ宇宙空間に移住するという具体的な計画があるわけではありません。
ですが、地球外へと生活環境を移すことにより、より永続的な人類の発展へとつなぐことができます。
地球上の資源や空間には限りがあるからです。
もし地球が何かの問題により居住できない環境になってしまったとしても、巨大なスペースコロニーを生活の拠点とし、そこから別の星へ探索したり、もしくはコロニーごと移動するということもできます。
数年先の話ではなく、数千年、数万年後を見据えての計画なのでしょうか。
現実的には?スペースコロニーってそんなうまくいくのか
とはいえ、スペースコロニーってそんなうまくいくものなのでしょうか。
実は自分自身もちょっとスペースコロニーについていろいろ考えましたが、いろいろと問題点があるように思えます。
テクノロジー的な問題ではなく、精神面、政治的な問題です。
というのも、空気であったり資材であったり食糧であったりなどは、テクノロジーの進歩によって解決することは多いと思います。
ですが、精神面はどうでしょうか。
スペースコロニーというのは、超巨大なマンションがそのまま宇宙船になっているようなイメージです。
施設の管理はもちろん政治で行うことになるでしょう。
とはいえ、それはマンションではなく宇宙船です。艦長に対しても、他の乗組員に対しても、きわめて高い信頼と安心が求められます。
地球と違って、なにか大きな間違いがあれば、そこに住む大勢の人が命の危険にさらされるからです。
テクノロジーに対しては信頼できても、人に対してそこまで信頼することができるのか、ここが大きな問題です。
もう一つは、人口増加などに対する問題です。
超巨大なマンションが動くようなものなので、そこには住める人間の数が限られます。
人口の増減をコントロールできなければ大変なことになってしまうかもしれません。少なくなりすぎても、増えすぎても。
そうなってくると、現在のイデオロギーでは難しいのかなと。
絶対的な君主がいて、民衆は完全に心も体も管理されるような制度でなければ恒久的な維持できないのではないかと思っています。
テクノロジー面よりも、こういった精神面で乗り越えなければならないハードルのほうが、スペースコロニー実現への壁となるように感じています。
それでも夢のある計画
近年の資産家は、形は違えど、宇宙を目指します。
海外だとジェフベゾス氏やイーロンマスク氏もそうです。
日本でも前澤氏や堀江氏がそうです。
ただたんにお金をためる資産家も多い中、こうして未来へ向けて投資をする姿勢は素晴らしいものです。
ジェフベゾス氏が作るスペースコロニーはAmazonは無料で届けてくれるのでしょうか。楽しみですね。