リモートワークの理想と現実、彩雨さんはどこかの田舎で仕事をしながら暮らしていけるか


リモートワークというのは、インターネット環境をもとに遠隔で仕事をするライフスタイルのことをいいます。

特定のオフィスがないノマドワーカーにも近いですが、居住を東京じゃないところに移してしまうという意味で、少し違います。

このリモートワークについて、実際に一週間やってみた話がなかなか面白い記事でした。

東京から1240km離れた五島列島でもリモートワークできるが、やらない方がいい。-子連れワーケーションの理想と現実ー|Backcasting Lab 編集長 尾崎えり子|note

リモートワークの理想と現実

自分自身もリモートワークにはあこがれてまして、正直なところインターネットとパソコンと鍵盤があれば世界のどこにいても仕事ができるという生き方が自分のモットーです。

とはいえもちろん、ネットのやり取りだけですべて解決できるわけではないので、現実的に例えば自分が関東圏以外の、それこそ五島列島あたりに移り住んでバンド活動ができるかというと、それは無理のある話です。

もっともそれは十分に理解していますし、同じように多くのことはリモートワークで行えても、実際問題居住を移して行うまで行ける人は少ないでしょうね。

そのような中で、実際に実証実験として子供を連れて五島列島に一週間暮らしてみたという記事なのですが、なかなかリアリティのある内容でした。

先ほどの記事から抜粋しますと

息子から「楽しかったけど、明日も学校行くの?なぜ五島まできて、僕は学校に行かなければいけないの?」と言われた。

私が「なぜ五島まできて仕事をしているんだろうか」という疑問と同じ疑問を息子も感じていたようだった。

というやり取りが、すべてを物語っているように感じます。

たしかに、自分がどこか別の場所に住んだとしても、なぜここまできてパソコンの前に向かって仕事をしているんだろうか、と思うかもしれません。

どこででもできるということと、それがすなわちリモートワークとするのは、近いようで違うのでしょう。

そこの場所で、そこの人たちと、そこでなきゃできない体験を通じて、自分の仕事にもどう生かせるかというのが一番大事なことかもしれません。

もし自分がどこかの地方に移り住んだとしても、インターネットの力によって補える部分もあると思います。今では海外の人と一緒に音楽活動をするということも珍しいことではありませんしね。

しかし、その多くがそれで補えたとしても、リモートワークの大事なところってきっとそこではないのでしょうね。