QUESTIONより:学校教育のデジタル化は必要?できることとできないこと。


QUESTIONより

教育現場での業務過多が目立つ現代ですが、もしも小学校からの教育で、教科書やノートなどのアナログな手法から、パソコンやタブレットなどのデジタルな手法にシフトするとしたら、そこにはどんな問題があると思いますか? 教えて、彩雨先生!


教育現場にデジタル機器が導入される可能性は十分にあり得ると思います。最近の小学校事情はあまりわかりませんが、もう僕らの時代のころよりもちょっとずつ変わってるんじゃないのかなと思いますね。

デジタル導入のメリット・デメリット

ビデオ学習というというのは、僕らの時代もNHKの教育テレビを流したりとか、そんなこともやってました。

小学校の教育が全部ビデオになるとか、そんな極端な話ではないです。ただ、現在はプログラミングを必修化させたりと、学校の先生についてはやらなければならないことが増えてきている印象があります。ある程度の部分までは学校の先生が補いつつも、映像での学習を補うということはとても大事なことです。子供にとっても先生にとってもメリットがあります。

学校教育にタブレットを導入、というのはわりと現実的だと思っています。ランドセルも軽くなりますね。

ただ、タブレットは性能はよくなってるといえども、小学校の6年間を使い続けるのは難しいかもしれません。落としたら割れてしまいます。やんちゃな子供たちに持たせて、壊れてしまったら買い替えも大変です。教科書は投げても教科書としての機能を果たしますが、タブレットは投げて壊れたらタブレットとしての機能を果たさなくなります。しかし子供のやることは無限大です。きっと投げるでしょう。

そういう意味でも、単純に教科書がタブレットに移行するかというと、そううまくはいかないところもあるのかなと思っています。

この辺の話は、こちらでもいろいろ書いています。

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連絡網としては大いにアリ

昔は連絡網というのがありましたが、最近はないかもしれません。昔は伝言ゲームのように、電話で重要な情報があればそれを伝えていく手法がありました。学校の先生が全員に電話するのは大変ですからね。

でもこれって、その時間に必ず親がいることが前提になってるシステムですよね。

こういった家と学校の連絡という意味では、デジタル機器の導入は必須といいますか、きっともうすでに導入済みだと思います。もしかしたら学校の先生とも昔よりも連絡が取りやすくなってるところもあるかもしれません。そのうち、学校の様子を生配信して、授業参観がいつでもできるようになったりして?もしそうなったら子供というより先生のほうが大変かもしれませんが。

学校というのは多くの人が集まるところですし、いろんなシステムを変更するのは難しいかもしれません。メリットのある所から、少しずつ変わっていことになるでしょうね。