大型のトラックやバスから、普通乗用車、さらには軽自動車と、車といってもその大きさや排気量によってさまざまな種類があります。
用途もそれぞれですね。
しかし、大まかな区分としては、日本はこれまで大きく変えることなく、乗用車、軽自動車とルールでさだめられた規格に則って作られています。
そんな自動車の区分ですが、もしかしたら変わるかもしれません。
小型EVが変える自動車
いろいろな意見があると思いますが、個人的にはこの小型EVは大歓迎です。
自分なんかは車を乗るときはだいたい一人ですけど、ぶっちゃけ一人で乗るならもっともっと小さい車でもいいわけです。毎回大量の機材を積んで走るわけでもありませんし。
現在、トヨタはこの小型EVの市場投入を計画しています。軽自動車よりもさらに小型のもので、二人乗り、最高時速60kmというものです。
日本の現行ルールにはないスペックのものです。軽自動車は高速道理に乗ることができますが、おそらくこの小型EVは街乗り専用でしょうね。
今後どのようにこの小型EVを普及させるかはわかりませんが、都市部でネックになるのは駐車場と車の所有という問題です。
駐車場は少なく、車の所有のコストは都市部は圧倒的にかかります。
現在ない規格ですのでこのあたりどうクリアしていくかにも注目ですが、こういった小型EVがカーシェアを含めた新しい車の使い方の考え方をよりリアルに実現してくれそうな気がしています。
技術で変える高齢者ドライバー問題
近年、高齢者による交通事故が大きな社会問題になっています。
高齢者はそれはもちろん体としての反応速度も衰え、判断能力も衰え、運転という意味では危険が伴うことは間違いありません。
だからといって、強制的に免許をはく奪するような流れになるのもどうかなと思っています。
現在は移動の選択肢は徒歩、自転車、バイク、自動車、もしくは公共交通に限られます。
海外では新たな移動手段であるセグウェイが行動で走ることができるように法整備されるなど進んでいますが、日本ではまだ禁止されています。
電動キックスケーターなども、日本の法律にあるようにミラーなどを取り付けなければ走れません。それも原付扱いになります。
しかし、技術の進歩は新たな移動手段を次々と生み出します。
自動運転システムもさながら、車のような大きなものを動かさずとも簡単に移動できるような乗り物も登場するでしょう。高齢者ドライバーだって、みんながみんな1日何百キロも走るわけではありません。
高齢者から移動手段をはく奪するのではなく、移動手段の選択肢が増えることで、この高齢者ドライバーの問題を解決してもらいたいものです。
できないことを探すのは簡単ですが、できる選択肢を模索していきたいですね。
また、技術の進化に伴って、柔軟な法整備も必要になります。それもまた追い付かなさそうな予感もしますけど…。
数十年後、今とは違う形の交通になっている街になっているかもしれません。