不思議!なぜインコやオウムは人間の言葉を声真似できるのか


インコやオウムって、音の真似ができます。

実際に動物園でオウムが声真似をしているのを見たことがありますが、よくよく考えるととても不思議です。

この地球上にはたくさんの生き物がいますが、声真似できる動物ってこういったインコやオウム、もしくは人間だけですね。

人間の声だけではなく、iPhoneの着信音であったりと、多くの音を出すことができます。

なぜ声をまねるのか

では、なぜこういった鳥は声を真似ることができるのでしょうか。

まず、他の動物は声真似をすることができません。

この理由は、使える声帯の質が違うからです。

ゴリラが人間の言葉をしゃべれないのは、この声帯が違うからです。

インコのような鳥は声帯ではなく、鳴管という器官を震わせ音をだします。

声真似できる鳥は、この鳴管や舌の筋肉が発達しており、多くの種類の音を出すことができます。

また、声真似はメスよりもオスのほうがすることから、多くの種類の音を出すことによってメスを引き付ける求愛行動の一つであるとされています。

鳥は知能指数が高い

犬やチンパンジーなどもそこそこの知能指数があるといわれていますが、鳥もかなりの知能指数を誇ります。

場合によっては幼少の人間並みだとか。

その中でも、同じように言葉をしゃべることができるヨウムはかなりのものです。

世界的にも有名なヨウムであるアレックスは、これもうすごいです。

Wikipediaにはこうあります。

1976年-2007年9月6日、31歳で死去。2007年10月4日に死因は動脈硬化に関連することと発表された。飼主であった比較心理学者アイリーン・ペッパーバーグ(Irene Pepperberg)博士によると「アレックスは50の物体、7つの色、5つの形を認識し、数を6つまで数えることが可能で、2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」という。アレックスの公式サイトには以下のような追悼文が寄せられている。「彼は『オウムは人の言葉を無意識にまねるだけ』という固定観念をくつがえしてくれた。彼は大いなる遺産を残した。鳥の心に対する一般概念を変えただけでなく、バカを表す『bird brain(鳥の脳みそ)』という言葉への認識も変えたのだ」最後の言葉は、死の前夜に部屋から去ろうとする博士への「じゃあね、また明日。君を愛してるよ」(原文では”You be good, see you tomorrow. I love you.”)。

ちょっとすごすぎです。

インコやオウムを飼ってる人も多いでしょうが、みんなどれくらいしゃべるんですかね。人に慣れているほうが人間の言葉を多く話すようです。

不思議な生き物ですね!