出禁、というものがあります。
特定の人に対して入場をお断りします、というものです。
小さな飲食店から、数万人規模のイベントまで、こういった出禁は存在します。
出禁を顔認証システムで
お店や小さい会場ならともかく、数万人集まるイベントでの出禁っていったいどうやってるんだろうなぁと思います。
チケットもぎりのバイトの人が顔を把握するなんて無理ですしね。
しかし、エンターテイメント系のイベントでも、スポーツでも、出禁というのは少なからず存在します。
チケット購入などでもしかしたら買えないようにするなどはできるかもしれませんが、それも誰かに買ってもらったものであれば判別不可能です。
サッカーでいうところのゴール裏とか、そういう目立つところにいるわけじゃなければ、正直なところ完全な出禁ってのは難しいかもしれません。
さてNGT48のキュリティ対策の強化の一環として、ファンを顔認証で判別するシステムを導入の検討を発表しました。
なるほど、まぁこれならたしかに完全な出禁ができるといえばできるかもしれませんが…
とはいえ、普通のファンの人たちにとっては、生体認証を渡すわけになるので、なんだか気持ち的にどうだろうと思う人もいるかもしれません。
アメリカに入国する際の指紋や顔認証でさえ精神的に嫌だなと思う人もいるくらいですからね。
あと顔をケガした人はばんそうこうや包帯を外さないと入場できないってことになるのかな?
このあたりちょっと気になるニュースではありました。
パスポート制だったらどうなんだろう?
よくよく考えると、国レベルだと出禁って一般的に行われますよね。
これができているのは、顔認証がどうというより、パスポート制だからですよね。
なんかパスポート制にして入場時にチェックして、スタンプとかどんどんたまってたくさん来たらなんかもらえるとか、そんな感じでできるだけポジティブな方向で出禁というのをやっていく方向のほうがいいのかな、なんてちょっと思いましたが…ただでさえネガティブなファンの出禁という重要事項なわけですからね、難しい問題ですけど。
とはいえパスポート制にすると、初めてふらっと見に行く層の人たちがちょっと行きにくくなっちゃいますね。それはそれで閉鎖的になっちゃいますね。
まぁ顔認証でも、初めてふらっと行く人たちはちょっと行きにくいような気も。
とても残念なこと
なにはともあれ、ステージに立つ側の人間がどうやって特定の人を入ってこさせないようにするかって考えるのはとても残念なことですね。
でもこれは僕らだったりスポーツ選手だったりだけではなく、それにかかわる運営の人もみんな同じこと考えると思いますけどね。