ワールドカップが2年に一度になる?メリット、デメリットと現実的な対応は


現在4年に一度、サッカーのワールドカップが行われます。

スポーツ大会としての規模だと、オリンピックのほうが規模が大きいですが、一つのスポーツと言う意味ですと、世界の中でもトップレベルの規模になります。

この4年に一度のワールドカップですが、2年に一度になる?なんて話があるそうです。

2年に一度のメリット

ワールドカップについては、出場国を増やすべきだという意見も根強くあります。

今回はそれとは別に、2年に一度にしよというものです。

サッカーW杯、2年に1度開催? 「柔軟な考え」で調査(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

こちらのメリットは共通しています。

より多くの国に出場チャンスがめぐるということです。

背景にはサッカー人気が拡大していることです。特にアジア圏ですね。

もしサッカー新興国がワールドカップに出場できるなんてことがあれば、その国にとって大きな効果が見込まれます。

出場機会が増えれば、出場できる可能性も高まるというもの。

またそれとは別に、ワールドカップが増えれば見てもらう機会も増える、つまりそれだけ放映権料も入るということです。

金かよって感じですが、お金は大事です。

デメリットも多い

しかし、数が増えればいいというものではありません。

これは出場国枠を増やすことにも共通していえることですが、ワールドカップのいわゆる「ありがたみ」が相対的に下がっていきます。

出場機会が増えれば、出場したぜ!感が減るということです。

また、ワールドカップが増えるということは、それだけたくさん予選をしなきゃいけません。2年に一度となれば、もう1年中ワールドカップ関連の試合をしなきゃいけなくなりそうですね。

現在はアジアカップなど別の大会が合間にあるわけで、そのあたりの兼ね合いも重要になります。

クラブチームについてはどうでしょうね。

まぁ自分たちの選手が国際大会に出場することで怪我でもされたら、という考え方もあります。とはいえ個人的にはこれについてはデメリットばかりとは考えていません。

ワールドカップの出場機会が増えれば、中堅、弱小チームの選手も出場できる機会が増えるわけです。例えばJ2リーグに所属する外国人選手が、ワールドカップでうっかり1点でも入れようものなら、それはそのクラブチームにとってものすごい経済効果になるでしょう。

そういった意味でも、強豪チームにとってはあまりメリットはないかもですが、中堅、弱小チームにとっては夢のある話だなぁとは思ってます。

まぁ一番のデメリットは、夏季オリンピックと日程が被るということです。まぁかぶらせないように6月からワールドカップ、7月からオリンピックとなるわけですけど、世の中の興味関心が被ることがどうなのか、というところですね。

議論はあっていい

ちなみに自分は、ワールドカップの権威性は大事だと思っていますが、サッカー新興国にもっと注目が集まるような仕組みづくりに関しては賛成派です。

現実にどうするかは別としても、こういった議論をしていくことは大事なことです。

なにか別の形でこういった試みがあってもいいかもな、とは思ってます。コンフェデレーションズカップは廃止になりましたが、そういった発想を別の形で実現することもできそう。