APPLE、MAZDA、Kinki Kidsから考えるブランドイメージと商品名


商品名というのは戦略に直結する大事な要素で、名前はなんでもいいというわけにはいきません。

バンドだと曲名やツアータイトルなどがありますが、商品名はそれら以上に種類がありますし、考えるのも大変でしょうね。

APPLEに見る商品名

ちょうど目の前にiPhoneがあるのでAPPLEを例に出しますが、APPLEも商品名を巧みに操ります。

もともとコンピュータを作る会社ですので、最初に打ち出した商品はパソコンです。

最初の商品名は、「APPLE I」です。

では二つ目の商品名は…

「APPLE II」です。

今でこそAPPLEが作るパソコンと言えばMacですが、マッキントッシュというのはAPPLEが社内で開発していた別プロジェクトを商品化したもので、APPLE社の源流とは違うものになっているわけですね。

MAZDAに見る商品名

同じように、日本の車メーカーであるMAZDAは、なんと車の名前を一新することを発表しました。

デミオやアクセラなど有名な車がありますが、それらをなんとMAZDA+数字に名前を変えるとのことです。

これもまたブランド戦略ですね。ある意味わかりやすい、ある意味わかりにくい…?

とはいえ、社名のアピールとしてはこれ以上ない思い切りです。

こちらですが、スポーツカーで有名なロードスターだけは名前を残すそうです。

Kinki Kidsに見る商品名

Kinki Kidsはデビュー以来、面白い試みをしています。

アルバム名をAから順番にアルファベット順になっています。

10周年の時だけイレギュラーで「φ」が登場しましたが、それ以降はまたアルファベットに戻り、現在はNまででています。

Zまでいったらどうなるんでしょう?

こういうわかりやすさもまたブランド戦略として面白いですね。

セカンドライン

TOYOTAは逆に、レクサスシリーズなどTOYOTAの社名を控えめにしている戦略をとっています。

これもまたある意味ブランドイメージというわけです。

TOYOTAは大衆車のイメージが強いので、高級車として打ち出す場合は他のブランド名にしてイメージを一新させる狙いもあったことでしょう。

ただ、一般的には高級ブランドが安い商品を出すときに、あえてブランド名を変えて展開多いですね。

こういうのをセカンドラインという経営戦略で、ファッションブランドからエレキギターまで、このセカンドラインを活用している会社は多いです。

同じように、飲食チェーン店もブランド名をうまく使いながら展開しています。実は同じ経営元というところは多いですが、同じだと一切打ち出さないところにイメージ戦略があるのでしょうね。