災害時や荷物の運搬など、近年はドローンの開発がかなり進んでいます。
人が入りにくい火山など危険地帯であったり、運送コストがかかる離島などへの荷物配送など、日本でもいろいろな活用方法があります。
ドローンというのは無人であり、なおかつ自律するものを指す言葉です。
自律というのは、ロボットのように勝手に動くこともできるということです。目的地を設定すれば勝手にそこへ行き、なにかの後ろをくっついていくように設定すれば、勝手にくっついていくのです。
最近ちょっと気になった、最新ドローンを二つ紹介します。
1000㎞先も動かせるドローン
ドローンというとある程度距離が狭まった状態で行うイメージがありますが、1000キロ先までも動かせるドローンを開発しています。
尖閣諸島の防衛に活用? 三菱重工が1000km先のドローン制御に成功 – ライブドアニュース
日本は沿岸部が多く、無人島も多いです。
なかなか遠方まで目を光らせることは難しく、そういったところでこのドローンが活用されます。
こういった遠距離ドローンは気候条件も気になるところですが、台風並みの暴風でも運用可能ということです。
不審船などを見つけるとオートでそれを追尾する機能もあるなど、防衛関連でも大きく注目されている技術です。
ドローンの軍事転用は間違いなく起きるでしょう。
無人のドローンが町中に放出して人を殺しまくるみたいなSF映画にありそうなことが現実に起きると怖いですね。
土星へドローンを飛ばす
距離という話になれば、もっとも遠距離でのドローンは間違いなくこれでしょう。
土星の衛星であるタイタンにドローンを飛ばす計画があります。
タイタンは大気があり、川や海もあります。そういった意味で、地球に近い天体とも言えます。
もっとも川や海にある液体は水ではなくメタンであったりと、なかなか人間にとって容易に研究できる場所でもありません。
こういった場所でこそ、ドローンを使った調査に期待がよせられるわけです。
宇宙人がいるかいないかは別としても、かつての原始地球に似た環境であることがいわれており、生命誕生の鍵を見つけることができるかもしれません。
有機物があるかどうかなど、多くの発見があることを期待したいですね。