QUESTIONより
選挙の時期が来ました。期日前投票してきたのですが、比例代表制度って個人的に人を選べないから名前を書いて個人名を書く方がいいなと思いました。逆に「この人は議員に向いてない、落としたい」という人の投票があっても良いのにな…と思いました。彩雨さんは投票行かれますか?
もうすぐ選挙ですね。
久しぶりの国政選挙ですが、盛り上がっているようにも感じますが、どうでしょうね。
個人名を書かない比例代表制
たしかに比例代表制は政党別に投票する形になりますので、だれが当選するのかわからないというデメリットがあります。
小選挙区で落ちた、すなわち地元で信任を得られなかった人が比例代表制で復活当選するというのも、なんだかおかしな話ですよね。
当選する順番の名簿は政党が作るので、この制度は国民に嫌われている人も当選する可能性があるわけです。
それってどうなのって話です。
ではなぜこういった比例代表選挙があるのでしょうか。普通に選挙して個人名で選ぶほうが公平だし、わかりやすいと感じる人も多いかと思います。
その理由は、弱小政党に所属する人たちが、すべてが小選挙区選挙になるとあまりにも不利になってしまうからです。
実際問題、もし比例代表の選挙がなければ、国会議員を輩出する政党は3つか4つくらいになっちゃうかもしれません。それはそれで偏ってしまいますからね。
政党のバランスで考えると、もしかしたら全部比例代表制にしたほうがいいんじゃないの?と思っちゃうくらいですが、まぁそれもそういうわけにはいきません。
国会議員というのは地元の代表が選出されるべきで、全部比例にすると国会議員が人口の多い東京や大阪の人ばっかになってしまう可能性もありますからね。
落としたい人を選べない
それともう一つ、国会議員を選ぶ選挙に落としたい人を選ぶというのはありませんね。
ちなみにちょっと違いますけど、最高裁判所の裁判官は落としたい人を選ぶ国民審査となっています。
これまでの歴史上、この国民審査でクビになった裁判官はいません。
では、同じように国会議員を国民審査するという考え方はありえそうですが、どうでしょう。
基本的に国会議員は地元の代表として東京へ行ってもらうという考え方がベースですので、国会議員を審査する権利があるのは、やはりその地元の人たちです。
例えば大阪の国会議員を東京の人がこいつ嫌いだから落とす、というのはおかしいことです。大阪の人にとってはその人が必要で選んだわけですからね。これは比例代表制で当選した人もそうで、その政党が必要と選んだわけで、そういったところも含めてどこの政党に投票するかということです。
電子投票はなぜできない?
同じタイミングで電子投票についてのQUESTIONもありましたがそれは過去ブログですがこちらに書きましたので、興味ある方はどうぞ。
スマホでできたら楽なのに!電子投票がこれから先も進まない理由
あ、選挙行きますよ。