国が沈む、ということで、日本沈没がドラマで放映されている中、リアルでも同じようなことが起きています。
沈没の危機にあるのは、ツバルです。
ツバルが沈む
原因は地球温暖化です。
温暖化が進むことで、氷が溶けて海面が上昇する、そして国が沈む、という話です。
これは昔から言われていたことでもあります。
いくつかの国は地球温暖化によって国土を消失することになりますが、ツバルは全てなくなると予測されています。
とはいえ、じゃあいつ沈むのかということに関してはまだ確定次項ではなく、例えば10年後には避難を、とかそういうことでもありません。
そして、ツバルが沈むという話そのものが嘘ではないか、という温暖化否定論者もいます。
沈んでも国でいられるか
外野はあれこれ好きに言えますけども、ツバルとしては他人ごとではありません。
本当に沈んでしまったらどうするのか、また周りの国もどうするべきか。
例えば緊急で沈むのであれば、ツバルに住んでいる人を他の国に難民として逃がすという話にもなるでしょう。
現在は人工島を作るなんて話まで浮上しているそうです。
海面上昇で国土消失危機 ツバル首相 「人工島」計画:東京新聞 TOKYO Web
こちらも興味深い話ではありますが、他にもポイントはいくつかあります。
ツバルは国土がなくなった場合、国として残ることができるかという話です。
こちらについて、興味深い報道がありました。こちらです。
ツバルが水没後も国家として承認維持する対応を検討 COP26で危機感あらわ – ライブドアニュース
国際法上、島がなくても国として承認することができるのか、ということです。
国というのは、成立するためには条件があります。
領土、人、主権の三つです。
土地があっても人口ゼロなら国じゃなくなります。
逆に、土地がなくなったら国じゃなくなる、ということでもあります。
日本沈没はフィクションですが、たしかどこかの山の頂上が水面に浮いていたんですよね。どこの山だったかな。
富士山は大噴火したので、八ヶ岳とか他の山だったはずです。
沖縄は別で独立させ、日本はその山の先っぽを島として国家が続いていた、みたいな話があったような。
まぁ日本沈没もいろんなバージョンがあるので、たまたま自分が見たバージョンがそうだったというだけでしょうけども。
そう考えると、人工島だけになった場合も、国として承認できるかどうかというところありますよね。
基本的には人工島は領土にはならないはずなんですよね。そうじゃないと、お金持ちの国がいろんなところに島を作って領土、領海を増やせちゃいますし。
ツバルに関しては有史以来、領土が物理的になくなる可能性がある国ということで、かなりのレアケースです。
そうなった場合、国際的にどう対応していくべきか、意見も割れそうですね。