過熱してきた感もあるキャッシュレスですが、その過熱感と実際のユーザーの熱量には少し格差が出始めたように思えます。
個人的にはキャッシュレス推奨派ではありますが、ちょっと今のところ思ってるのと違う流れになっていますね。
ゆっくりキャッシュレスを進めても本当はいいのですが、政府としては東京オリンピックでのキャッシュレス普及を目標としています。
しかし、本当の狙いは別のところにありそうです。
キャッシュレス決済システムを急ぐ理由
7payが不正利用とシステム欠陥により、残念ながらシステム終了となってしまいました。
あまりにも無理があるスケジュールで進めてしまったことに、エンジニアからも不備が指摘されているほどでした。
実は、各社急いでキャッシュレスへ踏み込まないといけない理由があります。
それが消費税です。現在政府が進めているキャッシュレス普及は、その背景には消費税増税が関係しています。
現在、政府はキャッシュレス利用者に対し、ポイント還元という形でキャッシュバックする仕組みを作ろうとしています。
そのためには、政府からポイント還元対象事業者に認定されなければなりません。
各社キャッシュレス事業を行っているところにとっては、これに認定されるかされないかで大きな差がでます。
この夏の間に認定され、増税の段階でちゃんとしたスタートダッシュをとらなければならないのです。
今回の7payについても、いろいろな問題が指摘されていますが、急いで踏み出した理由にはこういった背景もあるのかなと思います。
無理のあるポイント還元キャンペーン
QRコード決済についても、登録者は多いようですが、日常的に使う人はまだまだ少ないです。
実は自分自身も、今のところはそうです。コンビニではSuicaを使うことのほうが多いです。
ですが、あのすさまじいポイント還元キャンペーンはたしかに魅力です。インパクトはありましたが、ですがそれはQRコード決済の本質とは違います。
そういったところから、やや日本においては論点がずれてしまっているように思えます。
これはあまりよくない傾向でして、なにかを境にユーザーが一気に手を引いてしまうかもしれませんね。
なにかをとぼかして書きましたが、具体的にはキャンペーンにかけられる予算がなくなったときですね。
夏に注目のクレジットカード
今年の夏には注目している二つのクレジットカードが動き出します。
一つ目はAPPLE CARDです。ただこれはアメリカだけですし、日本ではじまっても使わないと思います。
ただ、iPhoneと完全連動しカード番号などの記載がないという点でもとても斬新ですね。
意外とこういうスタイルも増えるかもしれません。
もう一つはLINE Payのカードです。この8月中に動き出しそうですが、どのタイミングで出てくるでしょうね。