新興国でもスマホを!5Gを目前にあえて軽量版アプリ開発をするべき理由


スマホのアプリは、以前に比べて大容量化しています。それに伴って、通信量も増えます。

それだけ多くのことができることになったあらわれでもありますが、それと並行して軽量化も一部では進んでいます。

軽量版アプリの可能性

現在は、新興国向けにそこまでスペックが高くない端末、通信インフラの整備も日本ほどは進んでおらず、そんな環境でも多くのサービスが利用できるようなアプリも開発されています。

先日、Google GoというGoogleのサービスが利用できる軽量版のアプリが日本でも使えるようになりました。

日本は通信インフラも整っていますし、スペックが高いスマホも普及しているのでそこまで気にならないかもしれませんが、通信状態が不安定な場所でも検索などが利用できるアプリということで、世界全体でいえば需要のある流れで、他にもいろいろあります。

例えばYouTube GoはYouTubeの軽量版として、面白い機能があります。それが動画のダウンロード機能です。

たしかに通信が不安定な場所で安定した動画を見るのであれば、それはダウンロード以外の方法はありません。オリジナルにはない、新興国向けの機能となっています。

他にもLINEはLINE Liteという軽量版のアプリがあります。昨日は限定されていますが、メッセージ機能などは問題なく使えます。

どちらも日本版ではありませんが、こういったアプリがあることで、より多くの人たちにサービスを使てもらうことで、新たなニーズを生み出すことができます。

その最たるところはAndroid Goという、そもそもOS自体が軽量版のものです。低スペックのスマホでも動かすことができ、よりスマホの利用率を高めることができます。

最近はこういった軽量版アプリの開発にもどれだけ目を向けられるかも大切です。

新興国への進出は鍵

現在は日本もある程度スマホの普及率が高まり、ここから先に新たなシェアを内需だけで生み出すのは難しくなっています。

そうなると、やはりターゲットはまだスマホを使ってない国の人に使ってもらうにはどうしたらいいか、ところに移ります。

中国やインドはそういった意味で、人口が多く、内需に期待できます。国内産業だけでも十分にやっていくことができるかもしれません。

そうじゃない国は、やはり海外に目を向けます。

近年ですと、アメリカに近いメキシコや日本や韓国、台湾に近い東南アジアでの市場獲得が重要です。

必ずしもIT系の話だけでもありません。

スマホが普及して、日本のスポーツやエンターテイメントがそういった国でも人気が出れば、それだけ新たな需要を生み出すこともできます。

こういうのはすべてつながってくるものですからね。