先日、新しい内閣の組閣が発表されました。
初めて大臣になる人も多く、いろいろと話題になりましたね。注目の小泉進次郎議員も初めて大臣になりました。
さて、その裏で話題になったのは、科学技術・IT担当大臣の竹本直一大臣です。
ネットでの話題
インターネットでの話題は、台湾との比較でした。台湾のIT担当大臣は30代と若く、さらには天才プログラマーとか、トランスジェンダーとか、いろいろと大きな話題になっています。一方で日本のIT担当大臣は78歳と高齢で、ホームページがずっと落ちていたりと、大丈夫?という声が多くあがりました。
さらには「はんこ議連」の会長ということで、個人的にはそちらのほうが気になったところではありますが、日本の印鑑文化というのは形骸化され残っている部分も少なからずあるわけで、やはり印鑑とITはバッティングするような運命にもあるのかなと思います。
そのあたり、どう折り合いをつけられるのか、というところです。
印鑑については過去にも取り上げているので、よかったらぜひ。
そもそも、IT大臣とは?
そもそもの話ですが、科学技術・IT担当大臣ってなにをするのでしょう?
普通大臣というと、なんとか省の一番トップになる人、っていうイメージですよね。文部科学省とか厚生労働省とか、そういうなんとか省です。
ですが、IT大臣というのは特殊で、正確には内閣府特命担当大臣(科学技術政策担当)という役目になります。
なので、なんとか省の人という感じではありません。こういったなんとか担当大臣は他にもたくさんあって、オリンピック担当とか女性活躍担当とか、いろいろあります。
ただだいたい兼任するケースが多いので、数の分だけ人がいるわけでもありません。
この担当大臣の制度は昔からあったわけではありません。2001年にいろいろと省庁や内閣のルールが変わりまして、そこから登場しました。大蔵省とか、なんか響きとしてはすでに懐かしいですよね。
まぁそれで話をもとに戻すと、IT大臣というのは何をする人なのでしょうか。
例えばITと関連している通信については総務省が受け持っていますよね。宇宙開発のJAXAは文部科学省というイメージでしたが、調べてみたら内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省の共同管轄でした。
科学技術庁は?と思う人いるかもしれませんが、実は科学技術庁は今はありません。現在は文部科学省がそれを引き継ぐ形で、やってるみたいですが、それでも多くの省庁にまたがってそれぞれの分野にわけられている感じですね。
つまるところ、科学技術・ITというのはややこしいもので、いろんな分野と関連してますから、どこかだけでそれを受け持つ、というのはやりにくいわけです。
科学技術・IT担当大臣は、イメージ的にはそれを横につなげていくような感じなのかなと思います。
と、ちょっと曖昧な書き方をしていますが、ぶっちゃけどんな仕事をしているのか、よくわかりませんでした。
よくよく考えると、内閣府特命担当大臣って具体的にいったい何をする人なのか、よくわからないところありますよね。きっといろいろ仕事はいっぱいあるんでしょうが…
ぜひIT担当大臣には、ちょっと調べたらこういうのがわかるようなわかりやすいページを作ってもらいたいものです。