みんなの預金を国が管理?放置預金を今すぐチェックしよう


放置預金で、10年たつと国が権利を持つという制度が来年から始まるそうです。

放置預金に注意、10年で国が管理 19年1月から

つまり、口座をずっと放置すると、お金がなくなっちゃう…ということなのでしょうか?

放置預金という呼び方

休眠口座っていいかたはありますけど、放置預金ってのはあまり聞かない言葉ですね。放置自転車って言葉がありますけど、休眠口座に比べてやや悪意がにじみ出る呼称だなと思います。誰がネーミングしたのでしょうか。

これまではいわゆる休眠口座、長年放置されていた口座も管轄は銀行にありました。それが長年放置していた口座は「放置預金」という言い方で、国が管理するということになります。

これは国が管理する=預金没収という意味ではありません。いつでも払い戻ししてくれるそうです。ただ、そのお金を銀行に使わせるのではなく、国が社会のために使うということです。

放置預金はあまりにも多い

なんと、放置預金は日本全体で6000億円もあるそうです。

実際問題、口座をいくつも持っている人もいますし、複数口座を持っていて、別に生活に余裕があるのでしたら10年くらい放置してしまう口座もありそうですよね。

高齢化も進んでますし、痴呆などで口座の存在を忘れてしまうなんてケースもあったりして。

前のトークイベントでも話しましたが、実は貯金をするのは決していいことではありません。それは国にとってはさらにそうで、昔は貯金をするのが美徳という感じを国が推し進めていました。預金を戦争に使ってたくらいですしね。今は戦争する時代ではなくなりましたが、その美徳だけは日本に根づいていまして、日本人はとにかく貯金をするようになります。しかしお金はみんなが使ってくれるから回るわけで、みんなが使わなくなったら経済が停滞してしまいます。国が主導して、長く使われていない預金口座のお金を少しでも動かすことができるのであればいいことかもしれません。

ですが、あくまで預金没収ではないにしろ、国民の資産をこういう形で国が関与するというのはあまりなかったケースかもしれないですね。

この制度は来年1月からということで、意外とすぐに始まります。

みなさんは貯金の口座は把握していますか?職場などで口座を作らなきゃいけなくなり、転職でそのまま眠っている口座とか、ありがちな話です。高額じゃなくとも、これを気に預金口座の見直しをしてもいいかもしれません。

忘れてた口座に、思わぬお金が入っていたりして?