アニメはもうだいたいAmazonかAbema TVといったの動画配信サービスを利用するようになりました。
だから、どのアニメが何曜日の放送枠なのか、ということはあまり把握していません。
むしろ、過去のものを見ることもあるので、何年のいつのクールなのかも把握していないことも多いですね。
テレビ番組はリアルタイム性からアーカイブ性が高まるような風潮がありますが、アニメやドラマといった作品のコンテンツはその動きが顕著かもしれません。
短い尺になるアニメ
そんなアニメですが、ここ10年くらいは徐々に5分アニメ、10分アニメといった短い尺のものが増えている傾向にあるそうです。
理由はいくつかあるでしょうが、やはり配信サービスを使って見るというユーザーを想定した流れもあるでしょう。
スマホで見る場合、30分アニメよりも空いた時間にさっと見ることができる10分アニメのほうが見やすいということもあるかもしれません。
もともと30分アニメというのもテレビの枠を重視した時間配分になっていますので、配信で見るということがメインになった場合、尺も必ずしもその30分にこだわる必要もなくなってきますね。
もう一つ理由を挙げるならば、予算の問題もあるのかなと。30分のアニメより10分アニメのほうが低予算でできます。それはすなわち、追うリスクも減る可能性が高まります。
長い尺になるYouTube
YouTubeは昔こそ10分以内の動画が多い傾向にありました。
短い時間でサッと見てもらうことでの拡散力、爆発力もあるでしょうし、短い動画をたくさんアップすることで視聴者の興味を引くということもあるでしょう。
現在は、少しずつYouTubeの動画時間が長くなっている傾向にあるそうです。
この理由は広告の配信の問題で、長い時間のもののほうが広告収入がいいということみたいですね。
YouTubeは今やテレビ業界を揺るがすほどの動画コンテンツとなっていますが、長さという観点ではアニメと逆の動きがあるというのが少し面白いですね。
ベストな長さはどれくらい?
大学の講義は90分ですが、現在は100分にしているところも増えています。
映画はだいたい2時間くらいですね。
学校の授業も映画も、子供向けは少し尺が短くなっています。
長い時間のものは子供は集中力が続かないからです。
音楽に関してもそれはあると個人的には思っています。
今はスマホを開けば、ネット経由で世界中の音楽を聴くことができます。
しかし時間は有限です。あまりにも長すぎると、世界中をターゲットにした場合、あくまで拡散力に絞った話ですが、短めの曲のほうがその良さを現代では発揮できるように感じています。
(考え方は人それぞれでしょうが)
まぁ話は戻りますが、今後配信がもし映像コンテンツの主体であるのならば、その尺についてもいろいろな事情に縛られる必要がなくなります。
よりその作品の世界観やターゲット層に合わせたベストの長さで映像コンテンツを作ることができます。
そういったところを活かして、今後のアニメ業界にも期待したいものです。