キャッシュレス還元が始まって一か月、PayPayが登場して1年、各社キャッシュレスサービスは、自分たちの経済圏にどれだけ人を取り込めるかの勝負になります。
QRコード決済はPayPay、LINE Pay、楽天Payが大手で、他にも多くのサービスがあります。
ですがこの主要三社、比べてみるとLINEや楽天に、ネーミングの知名度だけですとPayPayはやや劣るかもしれません。
PayPayの名前を広げたい思惑
PayPayはYahooとソフトバンクが作っているサービスです。
Yahooはこれまでもヤフオクなど多くのサービスを展開してきましたが、それには必ずYahooの冠を付けていました。
Yahooはアメリカの会社ですが、その利用度と知名度はインターネット黎明期において日本で爆発的に広がり、日本の会社だと思っている人も多そうですね。
昨年からPayPayがスタートしたときも、どうしてYahoo Payにしないんだろうとちょっと思いました。
しかしこれにはいろいろと問題があるようです。
YahooはPayPayの名前を広げたい思惑がありそうです。この背景には、アメリカにある本社に支払うYahooのライセンス料の問題があるともいわれています。
ヤフオクドームもついに!
Yahooはフリマやオークション、ショッピングなどのサービスを展開していますが、それとは平行にPayPayの冠がついた同様のフリマやショッピングのサービスをはじめました。
どちらも似たようなサービスなのでちょっとややこしいんですけど、あくまで別会社ということですから二つある感じなんですかね。
Tポイントと連携をしていたYahooですが、今は完全にPayPayにポイントサービスは移行しています。
そしてネーミングライツですが、ヤフオクドームがペイペイドームに名前が変わることになります。
いろいろ意見があるみたいですが、まぁきっと慣れの問題かなとは思いますけどね。
楽天やLINEも多角的な経営をしていますが、ソフトバンクグループはまた違う攻め方をしているのがわかります。
ZOZOTOWNもアスクルもグループにし、それと競合するかのように自社でも同じようなサービスをしていますが、そういうなんでも一元化しないところがポイントなんでしょうね。