今日は昼間にHuawei新製品の発表がありました。
昨日の報道が出る前にすでに告知済みのイベントでして、あわせたわけではありません。
Huaweiにとってはこの1年で日本市場も手中に収めていただけに、注目される発表でした。
しかし結論からいうと、発表の内容はすでに発表済みの新作を中心とした説明で、Googleの件については大きく触れることはありませんでした。
発売済みの製品についてはこれからもセキュリティに関してアップデートをするというコメントはありました。
AmazonやYouTubeでの発表生中継ということで、なんかちょっと皮肉に感じました。
まぁ第三国だからですけど、今の時代排除なんてなかなかできるものではありません。特に該当国以外で。
自分たちでOSを開発する可能性もあるのか
中国は以前より、アメリカの多くのサービスは利用できません。
その代わり、中国は中国の独自のサービスがあります。Twitter、YouTube、Amazonは使えませんが、それに代わるサービスが存在しており、ただの代理ではなく、巨大なコンテンツを生みだしています。
ガラパゴス化といえばそうなのですが、日本よりも人口が多く、その市場規模は計り知れません。
同じようにAndroidやWindowsをもし締め出されてしまった場合、同じように中国企業は独自でOSを開発する可能性もあります。
今回の一件でインテルなど半導体メーカーも取引停止になるという報道もありました。
Huaweiについては数年前よりこれを想定した対策をしており、独自開発を含め調達の準備を行っています。
OSに関しても開発しているとか、近いうちに発表されるのでは、といううわさもあります。
実は個人的にはOSに関して、発表はあったとしてもローンチされるのは少し時間がかかるのかなとも思っています。
OSというのはそれだけ難しいもの、さらに多くの人が使うアプリにも対応してなければならないという問題もあります。
もっとも、スマホ市場がiOS、Android、中国製OSと三つ巴となる可能性もありますが、いくら巨大市場のある中国とはいえど、もしやるのであれば、短い時間でどこまで推し進められるかにも注目が集まるでしょう。
今回のGoogleの件が、数年後に中国企業大進出のきっかけにもなる可能性も捨てきれません。
新製品はなかなかよさげではある
どこかAPPLEのパクリのように感じた中国製ITメーカーも、HuaweiはAPPLEが発表する前に多くの新機能を搭載させています。
値段もかなり抑えられており、なんだかんだでコスパ最強のスマホであることには変わりありません。
正直なところ、もしこの価格帯でFeliCaに対応したら、乗り換えたくなるような製品ばかりです。
発表会の最初では、Huaweiがどれだけほかの会社よりも研究費にお金を費やしているか、という話がありました。
こういった政治的なことを背景に、ワールドワイドでの競争に影響がでるというのはちょっと残念なことだなと思います。
さすがにこのタイミングでの発表会だったということで、質疑応答など個別の取材は中止となったようです。
アメリカも90日の猶予期間を、なんて報道もありましたが、先のことが見えてくるまでにもうしばらく時間がかかりそうですね。