このアヤノ.メでも何度か話題に出したことがありますが、NHKはテレビの同時放送をインターネットでの生配信をすべく動いています。
NHKは法律により縛られることが多く、そのためには法改正が必要です。
その改正放送法が、29日に参議院を通過しまして、ネット同時配信はかなり現実的なものとなっています。
NHKがインターネットへ本格参入へ
日本はネットはネット、テレビはテレビと、なかなか交わることがなくメディアとして存在していました。
広告の問題なども含めて、多くの障害があります。ただたんに生配信する技術以上に難しい問題がたくさんあります。
そのため、日テレはHulu、テレビ朝日はAbemaTVといった具合に、それぞれ協力しているネット動画サービスがありながらも、それぞれが本格的にテレビ番組を生配信させる形へとはシフトしませんでした。
今回のNHKのネット本格参入は来年のオリンピックを見据えてのことでしょう。
もっともオリンピックはネット配信には以前より力を入れていまして、個人的にもこのあたりどうなるんだろうと思っていました。今回のオリンピックはどのように試合を放送するのか楽しみですね。
また、今回のNHKの参入が他の民放にもつまるところネット参入しなければならない雰囲気へと変わっていくでしょう。
NHKは受信料が収入源なのでどうにでもなりますが、民法にとっては広告が収入源なのでちょっとややこしくなります。地方には地方の広告もありますしね。まぁうまくやってもらって民放もネット配信してくれたら便利ですよね。
NHKは広告を出せない
ネット配信が可能になることで、テレビやワンセグがない家庭にも受信料を徴収するようになるのか、と懸念している人もいるかもしれません。
NHKの方針としては、受信料を払っている人は普通に利用できて、払ってない人は画面にメッセージが表示される仕組みとなるそうです。
払ってない人には見せないという選択肢もあるように思えますが、このあたりはNHKのこだわりなのでしょうか。
また、将来的にはネットだけでNHKを利用したい人ができるようになるプランがあるのかというと、今のところはないみたいですが、先はどうなるかわかりません。
YouTubeみたいにネット広告だせばいいのに、と考える人もいるかもしれません。
しかし、NHKはなにかの宣伝はしてはいけないと決まれれています。
広告がないのはその理由ですが、例えば番組内でも明らかになにか企業や店舗の宣伝になるような流れにはできないそうです。
来年にはNHKの同時配信が始まるとのこと。
これをきっかけに日本のテレビ事情も大きくかわるかもしれません。