未来はきっとすぐそこにある


腕時計が4000万曲、ちょっとそう考えるとおもしろいですね。

情報源: 【西田宗千佳のRandomTracking】腕時計が4,000万曲の音楽プレーヤーに。Apple Watch Series 3の魅力 – AV Watch

Apple Watch 3が発売してしばらく経ちました。SIM内蔵ということで、iPhoneを家に置いて外出しても着信やメールが見られるということで、これはけっこう革命的なことではないか、と注目しておりました。
APPLEミュージックも使えるので、iPhoneを持ち運ばなくともあらゆる音楽を聞けるというのもなかなか革命的なことですね。毎年講義でウォークマンの歴史について振り返りながら音楽と人間社会の関わりについて話すテーマがあるのですが、今年はこのApple Watchについて新たなページが加わりそうです。

人間のサイボーグ化、ウェアラブル端末の行方

以前、授業とは別に京都コンピュータ学院にて公演をしたとき、人間のサイボーグ化の話をしました。電話が生まれ、遠くの人と会話することができるようになった。写メが生まれ、遠くのものを見ることができるようになった。これらは機器を通じて人間の五感が延長していることといえます。
Apple Watchだけじゃなく、メガネ型のGoogle Glassなど、数年前はウェアラブル端末の発表が相次ぎました。もう少しこの流れはトレンド化すると思ったのですが、予想は見事に外れ、Apple Watchをつけてる人はたまに見かけますが、それ以外のウェアラブル端末を使っている人はほとんどいません。電池問題もありながら、結局はiPhoneを持ち歩かないとその機能が存分に使えないということも、足かせになってしまったかもしれませんね。その点、今回のSIM内蔵型のApple Watchにはちょっと期待をしているところもあります。

最終的な端末の完成形はどこに?

ソードアート・オンラインで、手をかざすとディスプレイのようなものがでて操作する場面があります。最終的にはそのように、iPhoneのようになにか端末を操作する必要のないものになるのでしょうか。
サイボーグ化の延長で考えると、SF映画のサイボーグのように、頭の中で映像をチェックしたり、メールの送受信ができるような時代にもなるかもしれません。まぁここまでくるとテレパシーですね。

情報源: DARPAが機械の感覚を脳にフィードバックすることに成功 “脳にプラグ直結”の時代キター!  | ガジェット通信 GetNews

先日は脳と機械を繋ぐという記事がありましたが、そう考えると近未来は考えるだけで何かを動かしたり情報の送受信が可能になるのかもしれません。

HoloLens開発入門(1)。「MR」とは何か? HoloLensが持つハードウェア概要と機能を紹介し、2DアプリとHoloLensアプリの動作について説明。また、ユーザー操作の方法を解説する。

情報源: MRとは? HoloLensのハードウェア/機能/アプリ動作/ユーザー操作 – Build Insider

そのような未来を想像する中で個人的に注目してるのが、このMR技術です。Mixed Reality(複合現実)という意味で、VRのようにヘッドセットを使います。今見ている景色がディスプレイのパソコンという感じですね。さすがにテレパシー的なことはできないですが、かなり近未来的なことができそうな余地があり、今後が楽しみな分野です。

ここのポイントとしては、インターフェイスからの脱却だと思っています。以前はマウスとキーボードのみで情報を入力してきました。タッチパネル技術の発展により、スマホのようにマウスやキーボードは使わず、多彩な情報入力ができるようになりました。音声アシスタント機能も充実し、音声だけであらゆる操作ができるようにもなってきています。今後はさらにタッチパネルも使わずに情報入力ができる方法が主流になるかなと思います。とはいえ、それがどんなものかは想像し難いです。

最近はイヤホンマイクで通話する人も多く、ちょっとびっくりしますが、イヤホンで歩きながら喋ってる人を見かけるのは珍しい光景ではなくなりました。同じように、あと50年くらいしたら何もないところでいきなり手を振りかざして何かを入力している人がいるかもしれません。昔の人がタイムスリップして現在の姿を見て滑稽に思うのと同じように、もしかしたら近未来の我々の生活は、今から思えば滑稽であるかもしれませんね。

情報源: 紙のように軽く折り曲げられる新世代ディスプレイ「Flexible OLCD」 (bouncy) – Yahoo!ニュース

また、このように曲がるディスプレイの研究開発も進んでいます。スマホが近い将来、また姿を変える可能性は十分あり得ますね。