先日、京都でタクシーに乗ったとき、面白い広告がありました。
ディスプレイにカメラが付いていて、乗客の性別などを分析し、広告を出すというもののようです。
注意事項に顔データの収集はしないということも書いてありました。
なかなか面白い試みですね。なんかビジネス系の広告が流れましたけど、どういう分析をしたのか気になりますね。
インターネットは広告革命
通常、広告は町中の看板であったり、トラックだったり、あとはテレビの広告などが有名です。あとは雑誌とかですかね。
もちろんそれぞれ分析して広告を出すので、音楽系の雑誌には楽器などの広告が載りますし、渋谷を走るトラックには若者が好きそうなアーティストの宣伝カーが走るわけです。
子供向け番組でビジネスのCMは流しません。
客層に合った広告を出す、というのが一番効果的なのです。
インターネットはその点すごくて、まさに革命的です。
検索履歴などでその人がどういうものに興味あるかを分析し、その人にあった広告を出すわけです。そのため、3人が同じサイトをみても、3人とも同じ広告を見るわけではないのです。
最近はさらに位置情報なども織り交ぜ、その人が渋谷にいるなら渋谷周辺の広告を、というようなこともできるようになっています。不動産などの広告はそのほうがいいですよね。
今までにはない広告システムを可能にしました。Googleが大成功したのも、こういった広告ビジネスをしっかり押さえたからという話もありますね。
普及は可能か、ターゲティング広告
今回のタクシーのように、その人に合った広告をピンポイントで出す広告を、ターゲティング広告といいます。
より無駄うちのない広告を出すことができるわけで、広告主側もリスクは減ります。
ネットがメインのターゲティング広告でしたが、これからどういう形で生活に登場するでしょうか。タクシーのように乗客数が少なければ可能ですが、電車の中づり広告はそうはいきませんよね。
YouTubeがすでにそうなっていますが、まぁテレビ番組は番組ごとにスポンサーがつく形式ですので、ちょっと難しいでしょうか。既存の広告が入れ替わるというよりは、これまでなかったところに広告が入るような形のほうが多いかもしれません。
広告が増えるのを嫌がる人も多いかもしれませんが、広告が増えることで安価、もしくは無料で提供できるサービスが増える可能性も含まれています。未来にはどんな広告が存在するようになるのでしょうか。