原発事故以来、放射能とかウランとか、あまりいいイメージではなくなりました。
しかし本来はウランというのも鉱石であり、自然界に存在するものです。なかなか生活していてウランと接することはないですが、いったいどんな石なのでしょうか。
ウラン鉱石
ウランは世界各地から採取することができます。オーストラリアやカザフスタンが埋蔵量が多いとされていますが、一説によれば北朝鮮がそれを上回るという話もあるそうです。
ちなみに日本でも採取することができます。日本は意外にも数多くの鉱石や資源を採取することができます。少しずつではありますけどね。
ウランってのは不思議で、緑色に光るんですよ。昔はなんのことかわからず、普通にきれいだからとアクセサリーや食器などに使われていました。蛍光剤とかにも。
前に東京で放射能が!みたいな報道がありましたが、これも昔日本で使われていた蛍光剤が地面に埋められていただけの話です。
昔は国内外問わず、身近に存在する物質だったんでしょうかね。その後原子力に活用されるようになると、その危険性も認知され始め、現在は装飾品などでは使われることはないでしょう。
日本では原子炉等規制法違反により、ウランの売買は禁止されています。先日、高校生がウランの売買で書類送検されたというのが報道されていましたね。
天然のウランも、少量ですと健康に直ちに被害があるようなものではありません。とはいえ、さすがに取り扱いは法律できちんと定められています。
個人で原爆は作れるのか
数十年前の話ですが、大学生が論文で原爆の自作のことを書いて大騒ぎになったことがアメリカでありました。
まぁ原爆も1945年には実用化されるわけで、技術としてはとても古いものです。
当時は日本でも原爆の研究は行われていたそうです。しかし、実現することはありませんでした。
実際問題、原発をつくるための材料のコントロールはとても難しく、個人レベルで製作するのは難しいようですね。まぁ、個人レベルで作れたらすでにテロなどで使われている可能性もありますしね。
とはいいながらも、アメリカでは個人で原子炉を作る人もいました。臨界質量には達しないものの、かなり高い放射線を発していたようで、大きな問題となりました。しかもこれは一例だけではなく、複数例あります。
そう考えると恐ろしい話ではありますが、もともと原爆も人間が作ったものですからね。不思議な話もないのかもしれません。