騒音問題に関しては、近代以降は世界中で大きな問題になっています。
産業革命以降、なにかと環境音が大きくなっていることも理由の一つです。
自動車、飛行機、工場などは、昔はありませんでしたからね。
とはいえ、問題はそれだけではなさそうです。
カエルの鳴き声は騒音なのか
カエルの鳴き声がうるさいということで、隣人を訴えるという出来事がありました。
カエルの鳴き声は騒音? 東京地裁で判決(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース
こちらによると、どうやらその音量は東京都の基準を超えるものであったとのこと。しかし裁判ではカエルの鳴き声は自然音であるということ、そしてその音量が基準をもし超えていたとしても、受忍限度を超えるものではない、ということで訴えを退けました。
要するに、我慢しろよ、ってことです。
まぁカエルの鳴き声で訴えられていたら、日本中が被告だらけになりそうです。
騒音問題に敏感になる現代社会
この話は、いつかお話する環境音問題にもつながってくるのですが、現代社会は騒音問題にかなり敏感になっています。
ちゃんとそれには理由がありますが、それはまた別の機会にお話します。
こういった事例は他にもいくつかあります。
日本では除夜の鐘がうるさいということで問題になっていますし、海外でもセミの鳴き声がうるさいと殺虫剤を勝手にまく人もいます。
風鈴なんかもよく槍玉に挙げるわけですが、許容できるラインが明らかに下がってきています。
今回のカエルに関しても、もちろん憶測ですので、もしかしたら凄まじい耐えられないほどの音量だったのかもしれません。それくらい我慢しろよとおそらく全国から声が上がるでしょうが、実際にどれくらいの音量なのか、ぜひ第三者が調べてもらいたいものです。
とはいえ、今回のカエルも上記の一例になるでしょう。
音を取り巻く環境音問題は、まだまだあまり認知されていません。
このあたり、どこかでガツンとお話いたします。