2020年代、クレジットカードはどうかわる?


クレジットカードの歴史は長いですが、それでもここ数十年は見た目は大きくは変わっていませんね。

ですが、細かいところは常に進化しています。この2020年のタイミングで、もう少し変化があるかもしれません。

カード番号は重要ではない

昨年APPLEがAPPLEカードなるものを発表しました。日本ではまだ発行できませんが、洗練されたデザインと共に、APPLEファンにはたまらないクレジットカードになります。

そんなAPPLEカードですが、通常のクレジットカードと決定的に違うことがあります。それは、表にカード番号が記載されてないことです。

そもそも、クレジットカードってエンボス加工になっていますよね。エンボス加工というのは、数字がボコっと出っ張っていることをいいます。

あのエンボス加工は何のためにあるのでしょうか。これはもともと、あの凸凹で紙に機械で押し付けて、ガチャっとカード番号と名前などをお店が簡単に控えることができるようにそうなっているのです。

しかし、今はそんなことしないですよね。磁気テープを読み取るか、ICを読み取るか、どちらにしろお店側がカードに記載されている数字を入力することはありません。

エンボス加工もなにかそういう名残があるわけです。近年はエンボス加工がないクレジットカードもありあすし、デビットカードはエンボス加工してないものが多いですね。

そういう意味では、カードの表にカード番号を記載する必要もないわけで、むしろ人に見られたくないものへと変わったわけです。

次世代型クレジットカード

先日、日本のクレジットカードでは老舗である、三井住友カードが30年ぶりにデザインを一新させることを発表しました。

この情報を見ると、最新のクレジットカードのトレンドがわかります。

カード番号も裏面記載へ、表面は名前だけです。

カード自体にスマートタッチ機能がついているので、対応しているお店であればタッチするだけで買い物ができます。日本ではSuicaも多いのであまりインパクトもないですが、海外では徐々に普及しているようで、日本でもタッチ方式でのクレジット決済ももっと増えるかもしれません。

Apple PayやGoogle Payへの対応はもはやマストでしょう。自分の使っているカードもこれに対応してないものがあり、そのせいでカードを使い分ける形になっています。本当は対応してほしいんですけどね。

カード自体も必要なくなる?

スマホでの決済を考えると、最終的にはクレジットカードという存在そのものの必要すらなくなってくるでしょう。APPLEカードもそういう感じですしね。あくまで一般的にカード型のものじゃないとダメなところがあるから物理カードを発行するってところありますからね。

また、PayPayのように必ずしもクレジットカードと紐づけなくても、預金口座と直結できるサービスも増えています。分割払いか、もしくは預金口座がすっからかんでクレジットカードを使うか以外で、もはや必ずしもクレジットカードじゃなきゃダメな理由もなくなってきているのかもしれません。

そういう意味でも、何かずば抜けたメリットをクレジットカード各サービスが打ち出していくタイミングになりそうです。

ポイント還元サービスもまたその一つで、今回も三井住友カードはなかなか手厚く還元していますね。こうなってくると、LINE Payの初年度3%もなんだかしょぼく感じてくるなぁ。

クレジットカードも今年は話題が賑わいそうです。