QUESTIONより
中国で新型肺炎が600人超えたみたいですね。 新型肺炎にならない為には、どう対処した方が良いと思いますか？
中国から始まった新型コロナウイルスによる肺炎ですが、世界中へ広がっていますね。
昔の新型インフルエンザなどを思い出しますが、人も物もこれだけ動く世の中で、病気を完全に止めるというのは難しいです。地面はつながっているわけですし、極端な話ではありますが、街ごと封鎖したところでもう遅いというわけです。
新型コロナウイルスとは
今騒がれている新型コロナウイルスは、正確には2019新型コロナウイルスという名前で、中国の武漢で広がったことから武漢コロナウイルスと呼ぶ人もいるそうです。日本では新型コロナウイルスで定着していますが、新型というのもいつまでも新型とはいきませんので、今後名前は変わるかもしれません。
もともとは武漢の市場で広がったといわれています。CNNの報道によると、そもそも最初は市場で売られている蛇が感染源だったのでは、とありました。
気になる症状ですが、これもどうやら人それぞれの様子。基本的には咳や発熱といった風邪のような症状です。そのため、サーモグラフィで熱を出している人を探したりもするわけですが、発熱がないまま重篤化してしまうケースもあるという情報もあり、まだまだわからないことが多いということですね。
緊急事態宣言
このブログを書いている24日の朝10時の段階では、まだWHOの緊急事態宣言は見送られた状態です。その理由は、人から人へ感染するのかというところなのですが、WHOの判断だと今のところ医療関係者と家族内では人から人へ感染しているようですが、まだその段階ではないということのようです。
日本人でも中国から帰国した方が感染していたようですが、こちらも濃厚接触があったといわれています。
濃厚接触ってなんかエロい響きではありますが、一緒に生活するレベルということです。
とはいえ普通のインフルエンザなどと同じように、1メートル、2メートルほど離れた距離でも数十分一緒に過ごせば感染する可能性はあるようで、本当に大丈夫なのかな、とは思いますけどね。
予防する方法については、手をよく洗うとか、マスクをするとか、インフルエンザの対策と同じようなものになります。鼻や口から感染しますからね。
これから春節
今はとても何とも言えないタイミングでして、中国は春節という大事なイベントになるわけです。日本でいうところの正月です。
中国は春節のときはかなりの人数が里帰りや旅行をするということで、すさまじい人数が動きます。中国国内だけではなく、世界中へさらなる拡大をしてしまう恐れがあるわけです。
航空会社は武漢の便を停止させたという報道もありましたが、もはやそういうレベルのものでもなくなってくるわけです。潜伏期間もやや長く、日本に到着した時点ではなにも問題ないケースもあるでしょう。
こういった新しい病気は、今に始まったことではなく、昔からあることです。そのたびにこうたっててんやわんやするわけですが、これからもこういうことは起こりえるでしょう。
常日頃の健康管理や基本的な予防対策はしつつ、本格的なパンデミックが起きる前に収まってくれることを祈りたいものです。
デマにも注意
こういった緊急時には、不安につぐ不安が絡まり、多くのデマが生まれます。これはネット社会の今に限ることではなく、古今東西、昔からそういうものです。
今日も京都とUSJという話題がネットで駆け巡りましたが、どこまでが本当でどこまでが間違った情報かわかりません。ただ、昔からあるのは、そういったところに便乗して外国人を排他的に見てしまう考え方です。そういうところも合わせて、今回の出来事が早く落ち着いてくれることを願うばかりです。