震度やマグニチュード、デシベル…意外と知られてない、限界値のある単位たち


先日、Twitterのトレンドで「震度10」という恐ろしいキーワードが上がっていましたね。

こちらの情報、実はなかなか興味深いものがあります。

“「日本に震度10級の地震」というタイトルの動画に注意”というチェーンメールが拡散中。注意(篠原修司) – Yahoo!ニュース

最初はTwitterでのデマ情報に騙されないよう、という注意喚起が発端のツイートから生まれたトレンドです。

いろんな人がリツイートなど情報拡散を行いましたが、どうやらこの注意喚起自体がデマの可能性もあるようです。

発端となったツイートの最後にある「現在、新聞にも報道されたそうです」というワードも含め、こういった拡散されやすいデマにある要素が揃っているんですよね。

震度10というパワーワード

とはいえ、実際にいつどういう地震がくるかわからない昨今、こういった地震情報は常に敏感なものです。こういったスパムが本当に飛んでくることもあるでしょう。

また、このツイートをきっかけに震度について再確認できるきっかけにもなりました。

大きな地震があるたびに多くのアクセスがあつまるこちらの記事でも触れていますが、震度は7までしかありません。

マグニチュード12で地球が割れる

震度は地球が2つに割れるほどの地震が来ようとも、7までしかありません。なぜなら、震度7までしか設定されてないからです。そのため、震度10の地震は来ることはないのです。少なくとも、現在の設定ではね。

マグニチュードに関しては、12で地球が割れます。しかしこれは震度とは違い、マグニチュードはさらに上があります。ありますが、地球上で再現することができないという意味で、ありません。

実際に地球で起きている地震は、マグニチュードが0.1上がるというのは数字の上では些細かもしれませんが、そのパワーは凄まじく上昇します。

他にもある、限界値のある数字

意外と知られていませんが、音量、正確には音圧を示すデシベルという単位があります。

工事現場など、騒音などでもデシベルという単位は使われるので、知っている人もいるかもしれません。実はこのデシベルにも限界値があります。地球の大気だと、194デシベルまでしかでません。地球じゃない惑星でしたら、もっと音量が出るかもしれませんけどね。

今日は天気はいいですが、寒かったですね。旭川でマイナス30度という報道もありました。この氷点下にも限界値はあります。それが絶対零度と呼ばれる、氷点下273.15度です。それ以上は、この地球だけではなく宇宙すべて含めて、下がることはありません。分子の振動が止まるので、これ以上冷えないのです。ちなみに人間の力で絶対零度を作り出すことはできないそうです。想像しただけでも寒いですね。

暑い分には、いくらでも暑くなります。

もし周りで1000デシベルとかマイナス1000度とか言ってる人がいたら、そっと距離を取りましょう。