AI美空ひばりで大きな騒ぎになった年末年始、続いて漫画家の巨匠でもある手塚治虫氏もAIとなり、手塚治虫AIとして新作を発表することになりました。
これはなかなか興味深いですね。
嫌悪感が際立ったAI美空ひばり
AI美空ひばりについては賛否両論というか、否定の意見が多くありました。
自分自身はそこまで嫌悪感はなかったんですが、まぁ否定したくなる気持ちもわからないでもないです。
さて今回の手塚治虫AIですが、手塚治虫氏の娘にあたる手塚るみ子氏のツイートがなかなか興味深かったです。
手塚治虫AIによる”新作”について手塚るみ子さんツイート「試みは遺族としても興味深い」
「そもそも手塚治虫の新作って思ってないし。AIなんだから。」
というのは自分もそう思ってるんですが、まぁみんながみんな受け止められるわけでもないでしょう。でも時間の問題かなとも。
鉄腕アトムがすべてを物語る
天馬博士は最愛の息子を失い、その息子への思いからアトムを作ります。心も体もそっくりに作るのですが、そんなアトムは最愛の息子、飛雄とは違う存在であることに気づく天馬博士は、アトムをサーカスへ売り払ってしまうのです。飛雄との違いは、成長しないことでした。
これはまさに、AIに求められている命題です。自ら進化、成長するAIが登場すればまた変わるでしょうが、ディープラーニングによって誰かの作風を模したものを大量に作れたとしても、人間は作っていく中で成長することができます。
そのあたりが、AIに全部取って代わる、と言い切れないところかなとも思うわけです。
とはいいながらも、この手塚治虫AIがどんな作品を生み出すのか、とても楽しみです。
ライバルは増える一方
若手のクリエイターはどんどん進化し参入してきますし、先輩クリエイターもリバイバルブームも後押しして頑張ってますし、これで亡くなった人までこの競争に加わるのだから、中堅どころクリエイターはしんどいですね(笑)
自分も負けないように頑張ります!