CSなし?降格なし?どうなる2020年のスポーツ界


オリンピックに関してまだ結論は何も出てないながらも、すでにスタートしているスポーツ界ではコロナウイルスの影響は大きくでています。

無観客を結構したスポーツは意外にも少ない

自分の予想ではもう少しいろんなスポーツで無観客試合を行うと予想していました。スポーツに関しては映像配信コンテンツが充実しているので無観客でも決行すれば多少なりとも収益を上げられる仕組みであること、年間を通したスケジュールに影響が出るという理由があるからです。

しかし、サッカーや野球などメガコンテンツほど無観客試合には踏み込みませんでした。選手スタッフへの感染リスクもあるでしょうが、スポーツ興行として無観客では成立しにくいという判断もあったのかもしれません。

日本も海外も柔軟なルール変更が必要

もうすでにスケジュールに関しては多くの影響が出ており、ルール変更が求められます。EURO2020といった大規模な世界大会はすでに1年延期を発表しています。海外サッカーについては日本と違ってスタートの時期が違いますので、今からが優勝決定に向けて大きく盛り上がるタイミングとなっています。ヨーロッパではコロナウイルスの影響が大きく、現在は試合が行われていません。そのため、このまましばらく中断期間が続いてしまった場合、現在の順位で優勝を決めなければならないのか、という難しいルール変更が求められます。

これは降格についてもそうなのですが、公平性という側面からもどう対応していくのか、気になるところです。

公平性という意味では、Jリーグもどうやら今シーズンは降格なし、昇格ありというとても珍しいルールで行うことになりそうです。降格することで来シーズンの経営に影響がでないようにとの配慮です。

全日程をこなすのは難しい

どこまでイベント自粛を行うかにもよりますが、予定されていた全日程を行うのは難しい局面になっています。

もっとも日本のスポーツイベントはまだシーズン始まったばかりというか、これから始まるというタイミングだったので、これからルールを変更する分には、シーズンの終盤で変更しなければならない欧州に比べるとダメージは少ないかもしれませんが。

野球もサッカーも、予定された全行程を進めるよりも、ルール変更して試合数を少なくする方向を模索する他はないでしょうね。もっとも、オリンピックがあるかないかでもまた微調整が行われるでしょうけど。

野球はCSや日本シリーズにも影響がでる可能性はあります。サッカーもルヴァンカップや天皇杯のルールを変えることで試合日程を少なくすることは可能ですが、これから具体的にそういった部分も明らかになるでしょう。

とはいえ、これでどうにもならないのは学生スポーツです。プロと違い、なんせ高校三年生という時期は今しかないわけで、もうすでに影響はでています。かわいそう、残念、仕方ないで済ませてしまうこともできますが、ただでさえ過密日程が指摘される学生スポーツで、どういった代案が生まれるのか気がかりです。

再開は少しずつと予想

いざ再開するとなっても、いきなりいつものように、とはいかないでしょう。

予想されるルール変更としては

  • 声を出したり動きのある応援は禁止
  • 収容人数を減らし、人と人が密集しないように空席を必ずいれる

といった措置が行われる可能性は高いだろうと思ってます。

これについてはお客さん側からもいろいろな意見はあるでしょうが、まずは少しずつできることから、といったところかなと思います。

苦しい局面ではありますが、安全かつ前向きに動いてくれるといいなと思います。