社会が分断される恐ろしさ #支給要領 というハッシュタグ


世の中に必要な仕事、というとみなさんどんなものを思い浮かべるでしょうか。

警察、消防といった公務員。医療従事者、電気やガス、水道、インターネットといったインフラ、スーパーマーケットやコンビニ、流通や物流、報道機関などなど…

では不必要な仕事、というとどんなものを思い浮かべるでしょうか。

子持ちフリーランスへの休業補償

休業補償というのがありまして、小学校の臨時休校にともない仕事を休まなきゃいけない人に一定のお金が補償される仕組みがあります。

フリーランスですので本来はもらえない補償ではありますが、それでも4100円という僅かな金額でもそれが出るというのは、子持ちのフリーランスの方にとってはとてもありがたい措置であると思います。

しかし、今回その休業補償に対して、早い話がキャバ嬢と風俗嬢にはそれが当てはまらない、というルールとなっていました。それについて多くの抗議の声が上がり、政府方針として見直しの方向へ話が進んでいるようです。

これは大変けっこうなことで、子持ちで頑張ってるキャバ嬢や風俗嬢はたくさんいますし、認められてよかったです。まぁたしかに金額は少ないですけど、ないよりはマシですよね。

社会が分断される

#支給要領というハッシュタグがトレンドに上がっていましたが、見てみると補償対象が変わったことへの評価の声も多かった一方で、恐ろしい内容の書き込みもちらほら見られます。

世の中の見たくないものが見えてしまうハッシュタグです。まぁTwitterとはそういうものではありますが。

なんでそういう仕事してるやつらに俺たちの税金を使わなきゃいけないんだ!という声、そんな仕事は社会にはいらないだろって声、けっこうでちゃうんですよね。

たしかにそういった業種が暴力団のマネーロンダリングに使われてるかもしれないですし、そこで働く人の税金の収め方について疑問を持つ人もいるかもしれません。

しかし、ここはそういった困っている家庭、子供へお金が行き渡ることをまず喜ぶべきところであり、そういったことをいうところではないでしょう。Twitterは何を書いても自由といえばそうなんですが、そういう意見を見てしまうと、やはりとても悲しい気持ちになってしまいます。

(本当はそういうトレンドを見なきゃいいんですが、社会を読み解くキーワードも多く、随時チェックをしています)

これからの補償でも心配

なんでお前らが補償されるんだ、保護されるんだ、というのはこれから先もでてくることでしょう。日本だけではなく世界レベルで起きるでしょう。

もしかしたらまっさきに自分の仕事などその対象になるでしょうが、こういうところに社会の分断を感じます。こういった様子を見るのは辛いですね。

1世帯30万円というものについてもそうで、うちはもらえないのに、なんであいつの家は、となるわけです。そういう意味でも、一律給付のほうがいいなとは思いますが。

コロナよりも怖いのは人だというのを何度も言っていますが、人間の精神面はなにも昔から成長をしていません。みなさんもどうか心穏やかに、せめて言葉だけでも優しくこの緊急時を過ごしていただければなと思います。