待つか、動くか、究極の二択は6月にある


コロナによる自粛のこともあり、多くの人に変化を求められています。

最初の一カ月、二カ月くらいならともかく、この状況が長く続くのであれば、その選択をするのはそろそろになります。

求められる変化

全国で始まった自粛により、飲食店などは通常営業できない状態が続いています。

最初からGW明けまでの完全ストップを決めた店もあれば、営業時間を変えて通常営業する店、これまでやってなかったテイクアウト専門に切り替えた店など、それぞれでした。

また、5月6日まで休業と決めた店も、引き続き完全ストップをしているところもあれば、テイクアウトへ切り替えた店もあります。

カラオケなども営業形態を変えオープンしているところもありますし、対応はそれぞれです。

今は外出自粛もあって家でご飯を作る人も多いですが、外食産業への応援目的であったり、たまには贅沢したいという気持ちなどもあるでしょうし、テイクアウトについても人口が多い街でしたらそれなりの動きはあると思います。

とはいえ、もちろんコロナ以前と同じだけ利益が上げられるわけもありません。

6月以降の自粛ムードは

自分の予想としては、緊急事態宣言は全国で5月末に終わり、6月から引き続き注意して暮らしましょう、といった形になるのではないかと思っています。

そのため、6月以降は注意しながら遊びに行き、注意しながら会社や学校に行く、といった具合に、今よりかは自粛ムードは緩和されるのではないかと見ています。

自粛が明けた、遊びに行こう、飲みに行こう、となる動きも予想されます。やっぱりこういったご時世だし、自主的に自粛したほうがいいかな、というなんかへんな日本語になってしまいましたが、消費の落ち込みについては継続しそうなところもあります。どちらに世の中が振れるのかな、というところを五月後半で見極めながらの、6月になるでしょうね。

待つか、動くか

さて、ここで問題になるのが、待つか、動くかということです。

3月以降は全体で「待て」ということでした。

しかし永遠に待つことはできません。もうすでに閉店をしたお店もありますが、早々に閉店をしたお店は、ある意味傷が深くなる前に「動く」という決断をしたという見方もできます。会社によっては、コロナに合わせて方向転換を行い、事業転換を行っているところもあります。

6月以降も自粛は続き、世の中の行動変容も起き、早々に撤退や鞍替えをした方がよかった、となるかもしれません。

逆にもしかしたら6月以降はコロナの患者も減り、第2波も来ず、これまでの自粛のうっ憤を晴らすべく好景気になるかもしれません。あのときもう少し耐えることができたら、となる可能性だってあるかもしれません。

待つか、動くかということです。早い決断も大事ですが、辛抱強く待つというのもまた戦略です。

こればかりはどうにも判断が難しいところで、経営者は頭を悩ませているところでしょう。しかしその最初の決断をそろそろしなくてはならない時期になっています。3月、4月、5月は全体で待って、6月は待つ経営者と、動く経営者で別れるタイミングであると予想しています。その結果、鞍替えや撤退を行う事業もポツポツと出始めてくるかもしれません。