人が死ななかった日本


コロナの思わぬ影響というのはあらゆるところで見られます。

今回は死者数の話ですが、これはコロナによる死者数の話ではありません。

人が死なない東京都

陰謀論めいた主張で、実際の東京はもっと多くの患者がいる!もっとたくさんの死者がでている!と言う人もいます。

まぁそうかもしれません。実は知らないところでこっそり死体が処理されているだけかもしれません。

しかし、行政発表や実生活の体感を信じるという大前提のもと、行政が出している数字としては、1月から3月までの東京都での死者数が、ほんのわずか0.4%ではありますが、過去4年の平均を下回ったという統計があります。

もしこれで平均をはるかに上回った、とかであればたしかにコロナの影響もあるかもしれませんが、ほぼ横ばい、さらには若干ながら下回ったという統計からみて、実は多くの死者が出ているというのはちょっと厳しい主張ではないかと思います。

少なくとも、自分の周りで原因不明で亡くなった人はいません。

若干ではあります。この0.4%減少をどう捉えるかですが、今年はそもそもインフルエンザの大流行が抑えられたという話もあります。前にもこの話題に触れましたが、例年よりも患者数が少なかったそうです。

その理由として、うがいや手洗いなどの習慣が新型コロナウイルスの影響により、今まで以上にきちんと行われたからではないか、という見方もあります。

毎年インフルエンザは多くの命を奪っています。こういったところも、この数字となって現れているのかもしれません。

自殺と交通事故

人が死ぬ理由はいろいろありますが、高齢による老衰以外ですと、病気、自殺、交通事故の3つが日本では多いでしょう。海外だとこれに戦争や殺人なども入ってきますが。

病気については先程も触れたように、うがい手洗いの徹底がインフルエンザ対策にもつながっていると考えることができます。また、鍋などでのノロウイルスというのも、新しい生活様式の中に含まれている大皿を囲むのは避けましょうとか、取り分けるときの注意の徹底などが習慣づけば、もしかしたら今後少しは減るかもしれません。

そして先日ボイスアヤノ.メなどでもお話しましたが、自殺者が減っているそうです。

この理由はおそらく自粛とつながっていると思われます。子供が一番自殺する日は夏休み明けという統計がありますが、この4月というのも学校やクラスが変わるなど、それなりのストレスがある時期です。子供は学校がなくなり、大人は出勤がなくなりというライフスタイルへ変わりましたが、それが皮肉にも自殺者減少へつながったという考え方はありえると思います。

また、交通事故についても減少したようで、このGWについては歴史的な交通事故死の減少があったという統計があります。

これも言わずもがな、外出自粛の効果でしょう。そもそも家にいれば車にひかれるリスクはありません。

まあ高速道路などは車が少ないことで飛ばしすぎて交通事故を起こすということはありえそうですが。

コロナによって多くの方がなくなりましたが、コロナによって多くの人が死ななかった、という数字上では妙な結果がでています。現代社会につきつけられた皮肉のようなものですね。

この数字は今だけ

とはいえ、こういった統計も一時的なものです。

ストレスなどによる自殺は今後は別の形で増えてくる可能性は高く、注意が必要です。特に学校が再開したタイミングや失業者が増えるタイミングなど、自殺者が急増する可能性もあります。

また、コロナウイルスについても第二波による死者の急増もありえますので、健康面についても引き続き厳しい生活を続ける必要があります。