コロナによる価値観の変化はVRの追い風になるか


もとより、この2020年代はAPPLEやFacebookがARであったりVRといった拡張現実、仮想現実の技術を使い、新しいライフスタイルの提案とその定着について期待されているタイミングです。

このトレンドについては、コロナが思わぬ追い風になるかもしれません。

価値観の変化

今でもボーカロイドであったりバーチャルユーチューバーといった、仮想的なアイドルは存在します。

ですが、そういった存在のコンサートが仮想的な空間で行われるかというと必ずしもそうではなく、大きな会場でたくさんの人を集めてコンサートを行います。

それだけ、ライブやコンサートというのは、そのコンテンツだけではなく、その空間や場もまた体験の一つとなっているわけです。たくさんの人がどこかに集まって、一つの音楽を楽しむということ自体にもまた価値があります。

しかし、コロナの影響が色濃く今後の社会に反映されるのであれば、これからはたくさんの人を集めてみんなで楽しむ、という基本的な考え方自体が”悪”となる可能性もあります。大げさに聞こえるかもしれませんが、この数千年の歴史の中で、昔は当たり前だったのに今の社会では”悪”のものはたくさんあります。もちろんその逆もあります。

非常に恐ろしい未来ですが、価値観というのはこれまでも常に変化し続けています。

もちろん先のことなどわかりませんが、このパラダイムシフトについてはきちんと見極めていかなければなりません。まるっと新しい価値観の中で生きていく覚悟を、エンタメ界やスポーツ界など、たくさんの人を集めて成り立っている業種に携わる人は持たなければならないともいえるでしょう。

新しい技術は未知数すぎる

そういったライブやコンサートの生の熱量に関して、技術でカバーできるということに対し懐疑的な考えを持つ方も多いと思います。

これはバンドマンでもお客さんでもそうだと思いますが、あの場を知っている者として、なんでもかんでも配信が代わりになるとはとても思えません。

そこで新しいまだ見ぬ技術について注目が集まりますが、正直なところだれも体験してないわけで、どうなるかなどだれにもわかりません。わからないものをイメージするというのはとても難しく、また無意味なことかもしれません。

衝撃的なものすごい体験を得られるかもしれないですし、結局こんなものか、となるかもしれません。

とはいえ、もし価値観の変化がこの先に起きるのであれば、やはりこういった新しい技術への期待度もまた高まることでしょう。というより、それに期待するしかありません。

ARやVRについては思ったほど世の中に広まらなかった印象もありましたが、このコロナが思わぬ追い風となる可能性は高いと思っています。その中で、どれだけ新しいコンテンツ、そしてそれを通して未知の体験の場を提供できるかというところでしょうね。

APPLEの動きは近いか

眼鏡型デバイスをだすといわれ数年、まだ具体的な発表はありません。

自分自身もAPPLEの眼鏡型デバイスについてはかなり大きな期待をしています。

そんなAPPLEはVR映像配信を買収したというニュースがありました。今はデバイスとコンテンツインフラの両方を攻めている感のあるAPPLEですが、もう1年、2年もすれば今よりも少し具体的な噂もでてくるのではないかと思っています。