コロナで気づく、自給自足の大切さ


給付金がなかなかスムーズに進まない中、前澤氏がやっているシングルマザー、シングルファーザーを対象とした給付はもうすでに動き始めていて、こういうところやはり個人レベルだと早いというか、むしろ前澤氏のスピードの速さに驚かされます。

ベーシックインカム論が再燃

前澤氏は以前よりベーシックインカム論についての行動を個人的に起こしていまして、自分自身もとても興味を持って動向をうかがっています。

ヨーロッパ、とくに北欧でもこのベーシックインカム論は盛んでして、数年前から行っているベーシックインカムの社会実験についての結果によると、雇用には影響はなく、幸福度が上がったという報告があがっています。

働かなくなるかどうか、というのは興味深いところですが、やはり毎月一定のお金をもらっても働くようです。

これは別の実験ですが、毎月一定の金額をもらうことで交通事故が減るというケースもあるそうです。

一見関係がなさそうなことですが、生活に困らないという安心感が心に余裕を持たせ、安全運転になる、ということのようです。もっともこれは全てには当てはまらないでしょうが、そんなこともあるのかもしれません。

竹中平蔵氏はもとよりベーシックインカム論を唱えていますが、今回の給付金もマイナンバーカードと同時に進めるべき、という発言をしており、今朝の自分の書いたブログと近いところがありなんとも言えないところではありますが、だいたい同意見です。

ベーシックインカム論についてはコロナのこともあり、世界中で議論が深まることが予想されます。

配給制度も再燃

マスクやトイレットペーパーが品薄になった際、配給制、チケット制にするべき、という意見も多くみられました。

配給というと戦争中のようですが、一度政府がそれを接収し、市民に正しく公平に分配し、価格の高騰を抑えるとともに、マスクといった健康に直接かかわる物資を全員に届けるという意味で、この配給制は理にかなっています。

チケット制というのは、チケットを持っている人だけが買えるというシステムで、配給の一歩手前といったところでしょうか。海外では導入しているところもあります。

自給自足の大切さ

今回のコロナにより、ブロック経済を強めることになるのではないか、という考え方があります。ブロック経済とはグローバル化の真逆のようなもので、一つの国や一つの経済圏という少し小さめのコミュニティの中で経済を回すというような考え方で、あまり積極的に諸外国と貿易はせず、言い換えれば自給自足のような形です。

トランプ大統領は以前よりアメリカファーストを掲げ、アメリカ国内の生産量や雇用を守ることを第一に掲げています。この考え方もブロック経済という意味では正しく、このコロナによってその流れに拍車がかかるかもしれません。

日本としては外国とのやりとりで発展している国ですので辛いところではありますが、それでも現在のように頻繁に外国へ行けないような世の中になってしまうと、やはり内需を高めることと、国内でそれをまかなうような動きも出てくるかもしれません。

農業、資源、工業と今では多くのものを外国に頼ってきていますが、次の10年はこういった産業が再び注目されるようになるかもしれませんね。

東京への一極集中、雇用の問題、地方との財政格差、このあたりがまるっとまとめて改善されるような動きもでてくるような気もしていて、注目しています。