入れるメリット、入れるデメリット…接触確認アプリ「COCOA」を早期普及させる二つの方法


接触確認アプリ「COCOA」が本格スタートしました。

みなさんは導入されましたか?

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こちらは先日しっかりインストールしました。

まだ通知は来ていません。

思った以上に先が長い接触アプリ

こちらのアプリ、考え方はとてもいいとは思いますが、ハードルの高さがすさまじいです。

まず、多くの人に知ってもらうこと。そして、多くの人にインストールしてもらうこと。

現在241万人の人が利用しているそうです。これをどう見るかですが、このアプリが効果を発揮するのに必要な総数は、なんとユーザーの6割が必要です。この6割って、実はLINEに迫るほどの割合と言われています。こう考えると、かなり絶望的な数字です。

今はまだ存在の周知徹底からでしょうが、先は長いですね。

明確なメリットを作るべき

正直なところ、だったらLINEに強制的に同じ機能をつけてしまえばいいのではと思いますが、そういうわけにもいきません。

現在は、ユーザーの善意によってインストールが行われています。

しかしこのアプリ、一番の問題点はメリットとデメリットを考えた時、絶対にインストールしなきゃ、となりにくいところに問題があります。

善意が前提で成り立つものは普及しません。マスクが普及しているのは善意ではなく、正義マンがマスクをしてない人を取り締まっている同調圧力によるものです。そこを忘れてはいけません。このアプリは入れているかどうか外から見てもわからないということもあり、その同調圧力が働きにくい性質があります。

現在は使うデメリットもあります。その通知が来たとき、遊びに行く予定があったときにそれを断らなければいけません。仕事も場合によっては休まなくてはなりません。それに対する見返りはありません。アプリを使わなければ、遊びにも行けましたし、仕事も休まなくてもすみます。

ですが、その結果、だれかに移さずに済むかもしれません。確かにその通りです。これは善意によって成り立っているシステムに寄りすぎていることが問題です。誰かに移さずに済むために、自分の楽しみの予定をキャンセルし、仕事に行けず、その代金や給金を自分が損することになるのです。犠牲のもとに成り立っています。

アプリを入れる明確なメリットを作るべきです。

そのメリットとして、二つ提案したいです。

一つはアプリを入れて通知が来た場合、それに対して予定や仕事などに影響が出ればその補償を行うこと。アプリを入れている人だけ自腹で自粛しなきゃいけないなんておかしいのです。

もう一つは、アプリを入れて通知が来てなおかつ熱などの症状があった場合、優先的に検査や治療を受けることができるようにするということ。まぁこちらについては濃厚接触者は優先的に検査されるでしょうし、すでにそうなっていると考えることもできるかもしれませんけどね。

早急な普及のために、ぜひとも動いてもらいたいものです。