先日、中日のロドリゲス選手が亡命してしまい、日本に帰ってこなかったということがありました。
日本人にとってはあまりなじみのない亡命で、なんで日本に来ないんだよーと怒っている野球ファンの方もいるかもしれません。
亡命とは
命を亡くす、と書くわけで、なんだか不穏ですね。
実際に死ぬわけではないですが、国籍を捨てて他の国で生きていく道を亡命といいます。
その理由は政治的背景によるもので、この国にいたら迫害されるかもしれない、死んでしまうかもしれないという場合、他の国に全てを捨てて逃げるというニュアンスです。
しかし他の国と言っても、その人を助ける義務はありません。
いろんな意味で、賭けです。
北朝鮮から韓国に亡命したり、先日はサッカーのミャンマー代表の選手が日本に亡命しましたね。
キューバと亡命
実は、キューバは亡命して他の国に行く人の割合が多い国です。
こちらの記事にいろいろ詳しく書いてありました。
もうキューバにはいられない… なぜ?!30万人の国外大脱出 | NHK
なんと1年で3%の国民が亡命しているんだとか。
すさまじいですね。
理由についてはこちらの記事を読んでもらうのがいいですが、アメリカの制裁、社会主義国としての限界というのも感じます。
日本人にはなかなか実感できないところですが、難しいですね。
ロドリゲス選手へ
亡命ということで驚きましたが、そこに至るまで相当な苦悩があったことと思います。
亡命したからといって確実にアメリカで野球ができる保障なんかもありません。
日本に戻ってくることはできなくなってしまいましたが、アメリカでの活躍を期待しています。
中日ファンの方もいろいろ思うところもあるでしょうが、こういう出来事もまた世界のことを知るきっかけになるかと思います。
遠い国の話ではありますが、リアルな出来事としてしっかりと考えていきたいですね。