ついに政府も認めた?日本の景気は後退へ、低迷期の生き方に備えよう


日本はこれまで、何度か景気の低迷と成長を繰り返しています。

いや、そもそも日本に限らず、経済というのはいい時と悪いときで必ずサイクルがあるもので、ずっと上がり続けるというのはどう頑張ったって無理なわけです。

景気は後退へ

日本はここ10年弱ほど、景気が上がり続けています。

あがってねえよ!っていう人もいるかもしれませんが、株価は2倍にもなっています。たしかにじゃあみなさんが日々の贅沢を10年前の2倍やっているかといわれるとそう変わってないようにも思えますが。

「景気後退」認定へ、戦後最長ならず 回復は18年10月まで

そのような中、気になるニュースが先日ありました。

内閣府は景気回復を2018年秋までとし、景気後退に入ったと認定するというものでした。

コロナにより景気後退するという見方、昨年の消費税増税により景気後退するという見方もありましたが、実はそもそもそれ以前より景気後退期にあったということです。

戦後最大レベルのアベノミクス

2010年代の景気回復をアベノミクスといいます。いざなみ景気の73カ月に次ぐ71カ月の回復期ということで、今後の社会の教科書に載るレベルのものになるでしょう。

アベノミクスは三本の矢という言い方を当時はよくされていましたが、わかりやすく言えば、お金を市場にたくさん流し、かつお金が市場に回りやすくするようにしたというもので、決して奇策というわけでもありません。

リーマンショック、震災と落ち込みがちだった日本経済はこれにより回復していきます。

株価は上昇はしましたが物価は最終目標値まであげることはできず、完全に思惑通りとはいかなかったかもしれません。2018年秋を境に、景気後退期へ入っていきます。

こういうときもあるけど

経済というのはどうしてもサイクルがあるものです。そういうものとして、この景気後退期を必要以上に悲観しなくても大丈夫です。

とはいえこのタイミングでのコロナは厄介ですね。今は大規模な金融緩和を続けている状態なので、株価はぶっちゃけ落ちていません。とはいえ、どこまでこの状態をキープできるのか。どれくらい景気後退期が続くかは次の政権やコロナ次第なところもあるでしょうが、ここから先はそういう時期がくる、ということは頭の片隅に入れておいたほうがよさそうですね。

今までだって景気は見せかけだろ!関係ねえよ!!と思っているみなさん。そんなみなさんがお勤めの会社でお仕事できているのは、その見せかけの景気があるからかもしれませんよ。