JRが首都圏の終電時刻を30分繰り上げというニュースがありました。
JR東日本が首都圏の終電時刻を30分繰り上げへ 山手線など検討 – ライブドアニュース
現在はJR東日本の対応ということですが、この影響は私鉄各路線にも及ぶ可能性もあります。
ライフスタイルの変化
コロナの影響もあり、会社で仕事しなくなってきていること、飲食店も夜遅くまで営業していないこと、イベントなども開催されないこともこの理由の一つでしょうね。
そもそもコロナ以前の話ですが、働き方改革もあり無駄な残業などが減っていることも一因かなと思います。
鉄道会社としては人件費削減にもつながりますし、記事にもあるように保守管理などに回せるリソースも増えます。遅くまで鉄道を走らせることによる収益性と天秤にかけたところ、そのほうがいいという判断なのでしょうね。
バンドマンには一大事
実はこの終電繰り上げですが、バンドマンには一大事となっています。
遅くまで飲みにいけない?いや、そういうことではありません。
何が問題かというと、ライブの終了時刻の問題です。
いやいや、たかが30分だろ、お前のバンドは何時までライブやってるんだよ?と思う方もいるかもしれませんが…!
東京から大阪まで新幹線で二時間半、その前後に在来線に乗ることを考えると、大阪のライブハウスから東京の自宅まで、おそらく3時間~4時間はかかります。
現在は新大阪の最終が21時24分。東京には23時45分に到着します。
会場によっては平日だと19時スタートのライブだとぎりぎり間に合いそうですが、19時半スタートだと厳しいですね。
とはいえ、みんなが東京駅周辺に住んでいるわけではありません。東京駅から大宮、浦和、千葉といった主要駅までの終電は現在0時23分です。これが30分繰り上がるのだとすると…なかなか際どい時間設定ですね。
新幹線のダイヤも調整することになるでしょうが、そうなると東京、新大阪間の最終新幹線も繰り上がることになると、平日19時スタートのライブですと、遠方からくるお客さんにとっては際どい時間帯になります。
じゃあライブを早めれば、といいたいところですが、みなさん早めると仕事をしているわけです。平日はむしろ自分としてはスタートを遅くしたいと思ってるくらいで、これはなかなか悩ましい問題です。
おそらくコロナ後に終電が繰り下げになるかというと、そうはならないでしょう。こういったところが、じわりじわりとエンタメ業界への影響も与えそうです。