TikTokの問題、なかなかうまくいきませんね。
オラクルが買収、しかし
TikTokをアメリカ企業が買収するという話になってから、マイクロソフトやTwitterなど大手企業が動きを見せていた中で、買収したのは大手企業の一つ、オラクルでした。
しかし二社間での合意はあったものの、すんなりとこの大型買収が進むわけではありません。
実はアメリカ政府はこのオラクルの買収に難色を示しました。その条件に問題があったということで、平たく言えば、中国の力がまだたくさん残る状態での買収はだめ、という話です。
その後、いろいろこの条件について修正案を出していましたが、なかなかうまくいきません。
(※20日午後の報道で、アメリカ政府がOKをだしたとありました)
アメリカはTikTokが利用禁止へ
結局この買収が失敗し、TikTokは20日よりアメリカで利用禁止となることになりました。また、大手メッセンジャーサービスであるWeChatも同じく利用禁止となります。(※20日の報道で27日より禁止と変更がありました)
これについても今後の展開次第ではまた利用OKとなると思いますが、さあどうなることでしょうか。
IT関連についてアメリカ政府、トランプ大統領は一貫して強気で態度を崩していません。今後もその姿勢を崩すことはないでしょう。Huaweiの件も含めて、アメリカの強硬姿勢が表立て見えてきます。
日本はどうなる?
これに合わせ、日本をはじめ世界中がどう対応するのか。インドもTikTokを禁止としていますが、中国とアメリカの経済、ITの戦いがいよいよ本格的に目に見える形で世界中へ派生していきます。
お前の国はどっちへつくのか、安倍政権はアメリカ寄りの姿勢を出しつつも、しっかりと中国側への配慮も忘れていませんでした。地政学的に微妙な立場にいる日本は、菅政権でうまく舵取りをできるのかに注目です。