スポーツからヤジやブーイングがなくなる日は来るのか


今年はコロナということで、スポーツの観戦スタイルにも大きな変化がでています。これまでの収容人数規定が撤廃され、それなりの人数を会場へ集めることが可能になりました。

こうなってくると、あとはいかにおとなしく観戦をしてもらえるかというところが焦点になります。しかし、人が集まるとなかなか難しい。

ブーイングやヤジは退場へ

DAZNで試合を見ていますが、けっこう声を出してる人いますよね。惜しいシュートが外れて「あー」というのはまだしも、普通に声を出している人もやっぱりいるように感じますし、たまにマスクしてない人も普通に映ってますし、大丈夫なのかな、と思うこともしばしば。

プロ野球&J「退場をお願いする」ヤジやブーイングの観客への対応を確認(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

このあたりについてはプロ野球、Jリーグもブーイングやヤジの観客に退場をお願いするというところで再確認したという記事がありました。

とはいえスカスカの会場ならまだしも、それなりに人がいる現在の状況で、ピンポイントで退場してもらうというのをどこまでできるものなのでしょうか。

ブーイングやヤジがスポーツからなくなる可能性

自分自身は古い人間ですので、サッカーなんかはブーイングありきのスポーツだと思っているくらいです。ヤジについては内容によりますが、サッカーは人種差別的なヤジも多く、言葉だけではなくバナナを投げるとか、そういう人種差別的な行動へつながりやすいところもあり、ヤジについては否定的な考え方をもっています。人種差別的なものでなかったとしても、ミスった選手や不調な選手を必要以上に悪い言葉で叫ぶのは、やっぱり嫌だなぁと思っています。でも嫌な感じで移籍した選手にブーイングするのはアリだと思ってます。でも最近は、露骨なやつも減りましたね。昔は海外では90分、ボール持つたびにブーイングしてたりもありましたけど。

近年、ネットを中心に誹謗中傷に関する議論が増してきた印象があります。ちょっと前の感覚ですと、スポーツとネットは通常の生活の中でも誹謗中傷が多かったイメージもありましたが、ネットについては今年を契機に雰囲気が変わろうとしているようにも思えます。

スポーツについてはイレギュラーで、今年はコロナということで物理的に声を出せない、つまり応援もヤジもできないという状態になっています。ネットの誹謗中傷関連の動きとは違うところが発端ですが、コロナの状況が数年続いた場合、数年ごしで声を出せるスポーツ観戦になったところで、もしかしたらブーイングやヤジがなくなる可能性もありえるのかなとも思っています。

個人的にはブーイングはあってもいいかなとは思いますけどね。ただ不調な選手に対してピンポイントでのヤジはもともとあんまり好きじゃないので。

けっこう個人攻撃をこれまで受けていた藤浪選手がこのコロナ禍で頑張ってますが、ヤジが飛びにくくなった状態でやりやすくなったんじゃないのかな、と勝手に思ったり。

完全に元通りになるのは最短で2022年なんて話もありますが、どうなることやら。それが元通りになるのか、変化するのか、この流れは見届けていきたいものです。