進むデジタル化!保険証、免許証はマイナンバーと融合、マイナンバーはスマホで管理へ


日本の行政のデジタル化は相当遅れると思っていましたが、ここにきて動きが活発化しています。

報道であったのは、保険証についてです。

保険証、免許証はマイナンバーと融合か

まだ最終決定ではなく自民党からの提言という形ではありますが、保険証を発行停止し、マイナンバーカードとくっつけるというものです。

どう考えたって理屈の上ではそんなこと可能に決まっているんですが、それができないのが日本の無駄な縦割り行政。こんなこと未来永劫できないんだろうなと思っていましたが、こんなにも早く動くとは思いませんでした。

数日前には、免許証とマイナンバーカードを一体化させるという報道もありました。

運転免許証とマイナンバーカード、2026年に一体化へ スマホに免許搭載も可能に

こちらは警視庁からの発表ですので、おそらくこの方向で動いているのでしょう。2026年にということで、これもこれでよくやってくれました。

逆にいえば、あの見慣れた免許証のデザインも、あと数年で見納めということなのでしょうか。

免許証、保険証、そしてマイナンバーと、管理しているところは別々の組織です。これをマイナンバーがデジタル庁管轄になることで音頭をとって一体化させるという流れになるのでしょう。

マイナンバーカードはスマホと一体化へ

そんなマイナンバーは、マイナンバーカードというカードを保持する形でやっていますが、それがスマホに搭載されることになります。

22年度にはAndroidスマホに搭載されるようで、iPhoneについてはAPPLEと交渉をすると報道にありました。Androidスマホについても、まぁ一部の機種でしょうね。

マイナンバーカードとスマホが一体化され、マイナンバーに紐づいて免許証と保険証が存在するということで、これで文字通りスマホ一つだけで生活することが可能になります。

懸念点

自分としてはかねてよりこうなるように言い続けています。だからむしろウェルカムなんですが、この急激な変化に抵抗感を感じる人もいることでしょう。

人間は変化を嫌う生き物ですので、抵抗感を持つのは本能です。

マイナンバーに多くの情報が集約されることで、個人情報保護について心配する声もありそうです。また、スマホの電池が切れたら免許不所持になるのかとか、そういった声もありそうですね。

あとはまぁ、スマホはだいたいが海外製ですので、海外にそういった国の行政に関する情報が漏れないのかという声もあがりそうです。

まぁたしかに、そういわれるとそうかもしれません。

個人情報管理の問題や、海外への流出問題など、こういったことはどの分野においてもデジタル化の宿命ですよね。

Twitterなんか見ていても多くの意見があるようですが、デジタル化による一元化は自然の摂理のようなものです。一元化する流れに沿って、どうスムーズに、どう便利に社会システムを構築するかを考えるべきで、今のままであるべきというのはありえない話です。

2020年代、どこまでデジタル化が進むでしょうか。ここでこういうことを書いてるこのブログすら、2030年代を迎えるにあたってのいい資料になりそうです。