ヨーロッパ、中国、そして日本も数十年以内にガソリン車販売を禁止し、ハイブリットや電気自動車といった環境に配慮した車の販売へシフトする旨が発表されています。
そのうち、ガソリン車は走行禁止といった流れも起きるかもしれません。
百度が電気自動車に参入か
電気自動車もガソリンを使った普通の自動車も、車という意味では同じなんですが、中身は大きく違います。
そのため、テスラのような新しい会社が電気自動車で天下を取る可能性は十分にあります。
また、自動運転など新しい技術が登場する中、IT関連との連携も必須となっていきます。
自動車産業は、実は今は新規参入のチャンスであるともいえるわけです。
先日、中国がガソリン車の販売停止を発表しましたが、IT関連に力を入れている中国は新たに電気自動車業界へ参入するのではないかなと予測していました。
先日、中国のIT大手、百度が電気自動車に参入するのではないかという記事がありました。
EXCLUSIVE-中国の百度、電気自動車の生産を検討=関係筋
思ったより早く動きがあったなと思いましたが、GoogleやAPPLEも自動車へ参入という話もある中、当然の流れのように思えます。
自動車産業はまだまだ大きな力を持っている日本ですが、アメリカのテスラだけではなく中国にも参入されると、構図が変わりかねません。
百度とはなんの会社?
百度、と書いてバイドゥと読みます。
中国大手の検索エンジンで、中国版Googleといったところでしょうか。
日本ではあまり知名度はないかもしれないですが、中国ではGoogleが使えないので、当たり前のように百度を使います。世界の検索エンジンアクセスランキングでは、Googleに次ぐ2位となっています。
YahooやGoogleのように地図など多くのサービスを手掛けていますが、日本ではできないMP3検索というものもできます。これは中国ならでは、といったところでしょうか。以前著作権絡みでちょっと揉めたというニュースを見ましたが、その後どうなったのでしょうか。
日本では直接的に大きくサービスを展開していませんが、日本語入力で使われているSimejiは百度の参加に入っています。以前、摩天楼オペラもコラボしたこともありましたね。
中国ではBATHと呼ばれる、いわゆるGAFAのような存在があります。
そのBが百度で、その他はアリババ、テンセント、ファーウェイです。どこも超大企業ですが、日本人にはHuaweiくらいしか馴染みがないかもしれません。機会があればこういった企業も紹介していきましょう。