初めてパソコンに触れた頃、いや、正確にはそれよりも前ですね。パソコンが普及する前、ワープロでけっこう遊んでいました。
ワープロで遊ぶってなんのこっちゃと今から思えばそんな感じですけど、当時のワープロも独自進化していて、それなりにいろんな作業ができたんですよね。
ワープロの頃から、メディアといえばそう、フロッピーディスクです。
フロッピーディスクが使われなくなる
先日、地銀でフロッピーディスクの取り扱いを中止する動きがでてきているというニュースがありました。
この2020年、いまだにフロッピーディスクを使っているという事自体が大きなニュースという感じもありますが、おそらく若い方は、いや自分の世代ですらもフロッピーディスクを扱ったことのない人も多いかもしれません。
さすがの自分も今はフロッピーディスクは家にはありませんが、いまだに官公庁などでは使うという情報もあります。不思議なものです。
そんなフロッピーディスクですが、オフィスなどの保存マークではいまだにフロッピーディスクのマークが使われていますね。他にも、WindowsのCドライブの概念も、A、Bはフロッピーディスクで使われていた名残りです。そういったところに、未だにフロッピーディスクの痕跡を感じることができます。
1.44MBの魅力
ワープロを触っているときは、そこまで大きなファイルを扱うことはありませんでしたので、フロッピーディスク1枚で十分なデータ量でした。
しかしWindows95が登場し、PCを触るようになると、徐々に保存データ量も増えていきます。
1.44MBというのは、絶妙に足りないんですよね。これが5MBくらいあればいろんなデータを扱えるんですが、絶妙に足りないんです。
まぁ今でこそ1.44MBというのはiPhoneで写真1枚分くらいなもので、世の中進歩したものです。
当時はまだMP3の仕様などもない時代で、子供の頃はこのフロッピーディスクにどうやったら音楽データを詰め込むことができるかということを模索していました。WAVデータも変換の仕方で容量を変えることができる、これくらいの音質でこれくらいの長さならフロッピーディスクで持ち歩ける、という遊びをしながら、パソコンのことを学んでいました。今思えばなかなかな子供です。
そんな自分も、フロッピーディスクは後期のものしか知りません。一応昔の大きなサイズのフロッピーディスクを見たことはありますが、自分自身で使ったことはありません。その頃を思えば、今の世の中なんて夢のようでしょうね。