二つのランキングで考察する今年の世相


年末ということで、今年1年を振り返るランキングが多く発表されています。

今回は世相を反映させるランキングということで、二つのランキングから今年1年の変化を振り返ってみようと思います。

ドラッグストアの売れ行きランキング

今年は例年以上に人が集まったお店の一つは、このドラッグストアでしょう。

3月、4月ごろはマスクだけではなくトイレットペーパーも急激になくなり、朝イチで並ぶドラッグストアの行列は珍しいものではなくなりました。

また、日用品や食料なども多くそろえていることもあり、巣篭もり生活でドラッグストアを多く利用した人も多かったのではないでしょうか。

ドラッグストアはこの1年で大きく売れ行きランキングが変化しました。

ドラッグストアのデータを分析 2020年に最も売れなかったのは「かぜ薬」 – ライブドアニュース

マスクや消毒関係のグッズが大量に売れたのはわかるとして、今年の変化として「風邪薬」が売れなかったという興味深いデータがあります。

こちらについて個人的に考察をすると、原因は二つかなと思います。

一つは、そもそもマスクなどするようになり、人との接触も控える生活を送ったということで、風邪をひかなくなったということ。実際、そもそもあまり風邪をひかない自分ですが、今年は例年以上に風邪をひかない1年でした。

もう一つは、具合が悪くなったらコロナを疑ってすぐに病院に行くようになったこと。昔だったら風邪をひいたら市販の薬で治してすぐ仕事を、という生活でしたけど、今年は具合が悪くなったらまずPCR検査を、となりました。具合が悪い状態でその辺にいること自体が罪になった1年、風邪薬は来年もあまり売れないかもしれません。

また、スポーツドリンクなども今年は売り上げを落としました。暑い夏ではありましたが、イベントが減ったということで熱中症になる人ももしかしたら少なかったのかもしれませんね。自分自身も、今年の猛暑をそれほど感じることのない夏だったように思っています。

カーナビの目的地ランキング

もう一つのデータは、カーナビの目的地ランキングです。

2019年の1位は東京ディズニーランド コロナでカーナビの目的地に変化 – ライブドアニュース

こちらもコロナの影響がありそうですね。

昨年1位のディズニーランドは休園が続いたり、入場制限をしているということもあり、ランキングを落としています。

その一方で、1位になったのは御殿場のアウトレットで、上位にも同じようなショッピング複合施設がランクインしているとのこと。記事にはありませんが、あとはどういったところなんでしょうね。

心理的にどこかに遊びに行きたいけど…というところで、少人数で移動も電車ではなく車で、短時間で行けるちょうどいいところ、ということで御殿場に人が集まったのかもしれません。

まぁ、日常的な買い物の延長というところでしょうね。わかる気もします。

昨年4位の成田空港はランク外とのことで、航空業界の厳しさも感じることができます。

今年のこういった変化は、来年も続きそうですね。来年はどんな1年になるのでしょうか。