毎日寒いですね。
お正月ということで寝正月と決め込んでいる人も、このコロナの正月ですと多いかもしれません。
そんなところから、ちらほら冬眠したいという声も聞こえてきそうです。
なぜ冬眠をするのか
冬眠は、意外にも多くの動物が行います。
一部の哺乳類や鳥類のように完全に冬眠する生き物もいれば、昆虫や爬虫類なども冬は完全な冬眠ではないにしろ、静かに過ごす生き物もいます。
その点、人間は夏でも冬でも関係なく、常に活発に動き回ります。どれだけ寒いところで暮らしている人でも、冬眠はしません。
冬眠には細かく分類するといくつかの種類がありますが、理由は一つです。早い話が冬は食料調達も難しくなるし寒いから、ゆっくり寝ていようということです。
人間の冬眠の例
みなさんもご存じの通り、人間は冬眠しません。
しかし、冬眠とは少し違いますが、動物と同じように低体温な状態で数日間仮死状態で生存するという例はあります。
日常生活ではないですが、事故など冬場に孤立した状態で過ごすという例はいくつかあり、スウェーデンではなんと二カ月にもわたる長期をいわゆる冬眠状態で過ごした例もあります。
また、先日でも触れた冬季うつも、人間の先祖が冬眠していた名残りではないかという話まであるそうで、進化の過程で人間が冬眠するようなこともあるのでしょうか。
人工冬眠
SF映画では遠い星に行く際に人工冬眠させるという話はよくでてきます。
冬眠させることによって長い時間の移動を無駄な食料などのロスをせずやりきることができるわけですが、こういった人工冬眠は現実的にあり得るのでしょうか。
こちらマウスをつかった実験ですが、特定の神経を刺激することで、代謝と体温を低下させいわゆる冬眠状態にできる、という研究が発表されました。
なかなか興味深いですね。人間でも利用可能なのでしょうか。
みなさんも冬眠したいと思う気持ちもあれど、本当にやれといわれたらちょっと抵抗感ありますよね。
もし本当に冬眠ができるようになれば、例えば重症の患者を冬眠状態にして運ぶなど、医療の分野でも活用できる可能性もあるようです。
もちろん宇宙開発でも利用できそうですね。
ちょっと怖い感じもしますけど。
まだまだ寒い冬が続きますが、温かくしてお過ごしください。